ダージリンとアッサムの特徴の違いは? 紅茶の定番を解説 (2/2ページ)
この気候は紅茶に適しているそうで、味は中程度の渋みで、濃厚な深みを持つという。ブラックティーでも、ティーウィミルクでも楽しめる。
○セイロン
1948年に英国から独立し、1972年にスリランカと国名を改めた。以来、スリランカ紅茶となったが、今もセイロン紅茶と呼ばれることが多い。栽培地の標高によって、「ヌワラエリア」「ウダプッセラワ」「ウバ」「ディンブラ」「キャンディ」「ルフナ」の六大紅茶産地に分かれ、気候や風、霧、直射日光の強さによって、紅茶のキャラクターに変化が生じ、それぞれの特徴を確立している。例えば、ウバは、ベンガル湾に面した山岳地帯で、7~8月に季節風の影響を受け、爽やかなすっきりしたミント系の香りと、フルーツのマンゴスティン、青リンゴのような香りを持つ。強い渋みがあり、ミルクと相性が良い。
では、さまざまな種類がある紅茶から自分の好みを見つけるにはどうしたらいいのか。
いつも同じ香りや味を好むとは限らないし、その時の体調、食事中か食前後かなどで、好みも変わってくる。なので、著者はこの風味の紅茶と決めつけず、状況に応じて選ぶのが良いとすすめる。決め方のポイントは、濃くて渋い紅茶か、薄くて渋みが弱いものを多めに飲みたいか、香りがあるフレーバードティーか、という3点に絞ると選びやすいそうだ。
それぞれ異なった種類がたくさんある紅茶の世界は奥深い。紅茶のことをもっと理解すれば、その季節や自分の好みや気分にあった紅茶を選んで飲むことができる。もっと紅茶のことを知りたい、ティータイムを楽しみたいという人におすすめの1冊だ。
(新刊JP編集部)