乳児湿疹に薬は不要だった!? 湿疹には「ワセリン」を塗りたい理由

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乳児湿疹に薬は不要だった!? 湿疹には「ワセリン」を塗りたい理由

生後間もなく赤ちゃんに出る赤いポツポツ……“乳児湿疹”。筆者の娘も、生後3週間くらいに徐々に顔に出始め、すぐに全身に広がり、真っ赤になってしまいました。

そこで今回は、乳児湿疹における筆者の体験談や失敗談をもとに、薬も検査も“本当に必要な場合に必要な分だけ”を基本とし、“自らの治癒力”を活かす方法で診療をされている豊受クリニック院長の高野弘之先生に、乳児湿疹の対処法を伺ってきたのでお伝えします。

■乳児湿疹とは?

生後間もない時期から1歳くらいまでの間、赤ちゃんの顔などに生じる、湿疹のような症状を総称して“乳児湿疹”と呼びます。

この“乳児湿疹”は、生後すぐから4、5ヶ月頃までは、皮脂が過剰になっているために、ニキビのような湿疹や脂漏性の黄色い湿疹が出来ますが、その後は乾燥性のガサガサとした肌荒れになるなど、赤ちゃんの成長に応じて、原因と症状が変化していきます。 

ネットでは「そんなに気にしなくてもすぐに治る」という書き込みがあったりしますが、ママとしては24時間接しているため、ポツポツが出てくると「何かしてあげることはないか?」と焦ってしまいます。

筆者の経験上でのアドバイスをすると

●あまりに症状がひどく、なかなか治らない場合は病院に行くこと

“手足口病”などの感染症の恐れがあると病院で言われて、医師に診てもらいました。

●沐浴時には、ガーゼでゴシゴシこすらずに泡立てた石鹸でやさしく洗うこと

病院で教えてもらい実践すると、入浴後の乾燥が良くなってきました。

●爪は2、3日に1回切ってあげること

爪が伸びていると、皮膚をひっかいてしまい症状が悪化してしまいます。

■湿疹は「体内のデトックス」?果たして薬は必要なのか

先述の通り、高野先生は、日頃から最小限のお薬しか処方せずに、子どもの治癒力を信じて診察をされています。

そんな高野先生によると、乳児湿疹にはステロイドではなく“ワセリン”が良いそうです。

ワセリンは、1日に何回塗っても大丈夫なので、沐浴後や乾燥した際に、その都度塗る感じで良いそうですよ。

早く治してあげたいと思ってステロイドを使っても、その時はすぐに綺麗になりますが、結局塗り続けないとすぐにポツポツが復活してしまいます。

高野先生曰く、「湿疹を出すことで赤ちゃんの体内のデトックスがおこなわれているので、無理に薬で治す必要はありません」とのこと。

また、母乳育児のママは「私が食べているものがいけないの?」と気にしたり、落ち込んだりしてしまいがちですが、高野先生は「それが完全な原因というわけではないので、あまり気にしすぎないで下さい。でも、もちろんママが食べたものは、母乳として多少なり出ているので、できるだけ添加物を摂りすぎないよう気をつけるなど、できる範囲で心がけたらいいでしょう」と語っています。

いかがでしたか?

筆者は、病院でもらった薬(非ステロイドなので良いかなと思い)を子どもに塗ってみましたが、翌日症状はさらに悪化してしまい、かなり後悔しました。

やはり、先生が仰るように“保湿”だけしていれば後は自然に治っていくと、実体験を通しても感じます。

数日から数週間は、湿疹で真っ赤な赤ちゃんを見るのがとても心苦しいですが、驚くべき子どもの“治癒力”を信じ、薬頼みのケアから抜けだせるかもしれませんね。

【参考】

※ 乳児湿疹の症状について

【画像】

※ Steven Frame / Shutterstock

【取材協力】

※ 豊受クリニック院長 高野弘之・・・自治医科大学(栃木県)卒。国立長崎中央病院(現長崎医療センター)で研修後、長崎県内の離島の病院で主に小児科医として勤務した後、平成24年5月に池尻クリニックを開業。
ビルの売却に伴い平成26年8月に池尻クリニックを閉院し平成27年1月より世田谷区玉川台に豊受クリニック(内科・小児科)を開設。薬剤になるべく頼らず自身の治る力を生かせることをモットーにした先生は、自然に子育てをしたいママに信頼をおかれています。

【著者略歴】

※ Yuno・・・ヨガ・アーユルヴェーダ・おむつなし育児アドバイザーの分野で活動。自身のスタジオWindhillを2015年港区白金台に設立。また今年出産を終えた1人のママとして、特に最近は妊婦や産後の身体についてを中心に学びを深める。自然な生活・自然な育児をモットーに、妊婦さんや産後のママのサポートができるよう活動しております。

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