9日、東京・自民党本部で記者会見をおこなった歌手グループSPEEDのメンバー今井絵理子。今年の夏に実施される「参議院議員選挙」において自由民主党・比例代表候補として彼女が立候補することになったという旨の発表がおこなわれた。白のスーツに身を包み、髪の毛をバッサリとショートスタイルにした今井は、21歳で出産した長男に聴力障害があったことをきっかけに、「お母さん達や障害を持っている子供達が、より明るい希望を持てる社会づくりをしたいと思ったことから、政界への進出を決意した」と語った。

沖縄アクターズスクールに通い10代で歌手デビューした今井は、SPEEDとしての活動も20周年になるという。「政治家と歌手活動の両立」について記者から問われると、『20周年でこれからも、歌も一緒に両立させながら歌い続けていきたいと思います。歌の力も役に立つと思っております。(一部)』と自信をもって答えていたが、ネットでは両立賛成派と、「政治に専念すべきだ」という反対派に意見が分かれているようだ。

さて、芸能界では「沖縄アクターズスクール」に通い、「歌手」としてだけではなく様々な芸能活動で活躍している芸能人がいる。

●枡田絵理奈・・・元TBSアナウンサーの枡田は、小学校時代に沖縄アクターズスクールに通っていたそうだ。2013年「チューボーですよ!」(TBS系)で、当時MC堺正章のアシスタントをしていた枡田。モデルの山田優がゲストだった際に、『実は、古い付き合いなんです。山田さんと』と、告白し、アクターズスクール時代に山田と一緒に撮ったという可愛らしい二人の写真を公開。しかし残念ながら、当の山田本人は憶えていない様子だった。その可愛らしい風貌から、枡田は「アイドル」を目指していたのかもしれない。

●木下優樹菜・・・ママタレントとして活躍しているタレントの「ユッキーナ」こと木下優樹菜は、2009年「はなまるカフェ」(TBS系)にゲスト出演した際、沖縄アクターズスクールに通っていたことを明かした。こう見えて、幼い頃は「恐竜博士」になりたかったと語るユッキーナ。「恐竜と安室奈美恵さんは、神」と語り、安室に憧れて沖縄アクターズスクールに通っていたそうだが、小学校6年生で辞めてしまい、その後中学生からは「ヤンキーになった」と告白。高校では「ヤンギャル」になり、芸能界に入ったことで「脱ヤン」したそうだ。

●黒木メイサ・・・女優の印象が強い黒木メイサもまた、沖縄アクターズスクール出身者。ブラジル系アメリカ人と日本人のハーフである父親と、日本人の母親との間に生まれたクォーターであるが、ジャネット・ジャクソンに憧れていたメイサは10歳の時にダンスを習おうと、沖縄アクターズスクールへ通い始めたそうだ。2004年、16歳の時に「JJ」(光文社)でモデルとしてデビューすると、つかこうへい氏演出の舞台で主役に大抜擢され、女優としてもデビュー。2008年には歌手としてもCDデビューしダンスも披露しているが、歌唱力に関しての世間からの反応は、正直いまひとつのようだ。

●満島ひかり・・・どんな役柄も我が物として演じてしまう才能にあふれた女優・満島ひかりは、4人の姉弟兄弟の長女。弟の満島真之介も俳優として活躍しており、彼もまた個性的な演者として注目を浴びている。そんな満島も、実は10歳の時に沖縄アクターズスクールに入学し、11歳になると音楽ユニット「Folder」のメンバーとして歌手デビュー。当時のメンバーは男の子2人に女の子が5人の7人組グループだったFolderは、2000年には女の子5人だけが残り「Folder5」となったが、2年後には解散。16歳の若さで東京に残った満島は、役者としての道をどんどん切り開き、今では唯一無二の女優へと成長している。