スマホに没頭してる?「サイレントベビー」をつくる親のNG行動とは
赤ちゃんがぐずったり、泣かなかったりしたらどんなに子育てが楽でしょう。でも、あなたの赤ちゃんが黙って静かにしている“サイレントベビー”だったら、むしろそこには大きな問題をはらんでいるのです。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子がその予防策についてお話します。
■サイレントベビーに見られる特徴5つ
サイレントベビーとは読んで字のごとく“静かな赤ちゃん”です。赤ちゃんも個性があるので騒ぐ子もいれば比較的おとなしい子もいます。中には生まれつきの脳の機能障害による自閉症などの発達障害のケースもありますが、これらはサイレントベビーとは呼びません。
サイレントベビーとは親の無関心により無反応になってしまった赤ちゃんを指します。
例えばこんな特徴があげられます。
(1)喜怒哀楽の表現がなく、全体的に表情が乏しい
(2)人の目を見ない。親と視線が合わない
(3)長時間周囲に人がいなくても不安がらずにじっとしている
(4)お腹が空いたり、おむつが濡れても泣かない
(5)あやしても笑ったりすることが少ない
(6)体の動作が少なく、じっとしていることが多い
■サイレントベビーの誕生
母親の胎内から出た瞬間にこの世に出てきた赤ちゃんは、以下のように欲求が満たされなければ泣いてママに訴えます。
・お腹が空いたら泣く
・オムツが濡れたら泣く
・眠くてもすんなり寝られないと泣く
・暑いと泣く
・寒いと泣く
そうしてギャーギャー泣くと親が「よし、よしおっぱいあげようね」と世話をしてくれます。そんな体験を通して外界へ働きかけと自分の欲求が満たされることを学んでいきます。
ところが、泣き叫んでも、無視されることが続くと「泣いても意味がないんだ」と諦めてしまいます。するとはっきりと意識はしていませんが本能的に「おとなしくしていることて親の注意を引こう」となってきます。そして静かな赤ちゃんに変身していきます。
■サイレントベビーをつくる親のNG行動3つ
食事を与えない、清潔を保たない、病気になっても病院に連れていかないのはネグレクトにあたる虐待です。こういった行為でもサイレントベビーになります。
虐待までいかずとも、次のようなことをしていると似たような状態になることがあります。
(1)スマホに夢中で泣いてもほっておく
(2)抱き癖が付くからと泣いてもあやしてやらない
(3)子どもが寝ている隙にスーパーに買い物へ行く
泣いている赤ちゃんを放置することが続くと、赤ちゃんはどこかで親に「見捨てられた」と感じ、ぐずらなくなるのです。
サイレントベビーは2歳くらいのイヤイヤ期に差し掛かっても反抗することはありません。とても従順な育てやすい子だったりします。赤ちゃん時代の習慣で周りの関心を引くため「おとなしくしている」手段をとっているのです。一見、“いい子”に見えますが、心には抑圧された闇を抱えています。
思春期を迎えてずっと抑えてきたものが吹き出し、攻撃的な態度をとったり周囲と問題を起こしたり、社会性が育たずに引きこもりになる可能性もあるのです。
いかがでしたか。
“泣く”という行為は言葉の話せない赤ちゃゃんが唯一意思表示できることです。これを無視すると子どもの情緒に大きな影響を与えます。
赤ちゃんの訴えに保護者がしっかりと応えてコミュニケーションを取ることで、子どもは健やに成長し生きていくことが出来るのです。
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※ kao / Shutterstock