天才テリー伊藤対談「内山信二」(2)銀座の小料理屋でデートしてたの?

アサ芸プラス

天才テリー伊藤対談「内山信二」(2)銀座の小料理屋でデートしてたの?

テリー いくら隠していても、同級生は「内山は金持ってるぞ」って気づいてんじゃないの?

内山 みんなで駄菓子屋に行くと、僕だけ万札を持ってましたからね。で、「いいよ、これで好きなだけ買いなよ」って。

テリー カッコいい(笑)。それ、女の子にもモテただろ?

内山 いや正直、めっちゃモテましたね。僕、お金のピークは小4なんですけど、女性のピークも小4なんですよ(笑)。帰りのホームルームで「今日、内山君とどの女の子が遊ぶか」っていうことが議題になりまして。「A子ちゃんのグループと遊ぶ約束をしているのに、B子ちゃんグループとも約束をして、どうなってるんですか?」みたいな。

テリー ハハハ、夢のような話だな!

内山 でも、初めて彼女ができたのは中2の時です。

テリー そういう金銭感覚だと、どんなデートになるのか、気になるな。

内山 タクシーで銀座の小料理屋に行ったりしてましたね。で、里芋の煮っころがしとか、おばんざい料理を食べるんです。

テリー 中年カップルのデートだよ、それ(笑)。中学生の女の子は、ショートケーキとか食べたいだろ!

内山 だから、「価値観が違いすぎる」ってよく怒られましたよ(笑)。それが原因でフラれたり。そうすると、だんだん年上の女性にいくようになって、さらにマセていくんです。

テリー しかし、そういうお金の遣い方について、親や先生とか周りの大人は何も言わないの?

内山 言いましたけど、当時は完全に勘違いしてますから「うるせえよ」って思ってました。

テリー そりゃまあ、売れっ子だったからねぇ。

内山 「年収をはるかに下回る人から教わることはない」と思ってましたね。それに、その頃はお父さんの金銭感覚もおかしくなってるんですよ。

テリー あ、そうなんだ。

内山 うちは(東京・)葛飾区で、ホントに小さな魚屋だったのに、そこに大金が入ってきたから。例えば、ある日店の軽トラに乗って出かけていったお父さんが、ベンツに乗って帰ってきたり。

テリー ワハハハハ! やるなぁ、親父(笑)。

内山 あとは毎年、家族でハワイに行ったり、いつの間にかブランド物のバッグがいっぱい増えてたり、みたいな。

テリー 自分で稼いだお金がそんなふうに使われているのを見て、どう思った?

内山 いや、最初は「ちゃんと貯金してる」って聞かされてたんで、純粋に「魚屋って儲かるんだなぁ」って思ってたんですよ(笑)。何となく自分のお金が遣われてるって気づくのはけっこうあとになってからで、さすがに貯金がゼロだって知った時は驚きましたけど。

テリー ええっ!! あんなに稼いでたのに、全然残ってなかったの?

内山 18歳になる時に車の免許を取ろうと思って、「そろそろ自分の貯金を遣ってもいい?」って聞いたんですよ。そうしたら見せてくれた通帳の残高がゼロだったんです(笑)。

テリー そりゃビックリするよな。

内山 自分でも計算してみて、最低でも1億は残ってると思ってたんですけど‥‥。ただ、子役の家庭でそういう金銭感覚のズレが出るのはしょうがないと、僕は思いますけどね。

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