米陸軍、市街地戦闘での巻き添え被害を低減させる弾薬を開発。研究者が特許を取得

The image above accompanies U.S. Patent 9,121,679 B1, "Limited Range Projectile," awarded on Sept. 1, 2015. Brian Kim, Mark Minisi and Stephen McFarlane from Picatinny's Small Caliber Munitions Team are the inventors.米陸軍が、市街地など交戦距離の短い場所において、一般市民への巻き添え被害を抑えることを目的とした「制限された範囲 (射程) の弾薬 (limited-range projectile) 」を開発し、2015 年 9 月 1 日付で研究者が特許 (Patent No.: US 9,121,679 B1) を取得した。
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現代の戦闘の多くは市街地で発生しており、長射程を持つ弾薬では思わぬところで民間人の犠牲を生み出しかねない。
そこで、米陸軍研究開発・エンジニアリング司令部所属 (ARDEC: Armament Research, Development and Engineering Center) の 3 名の研究者は、火工品 (pyrotechnic) と反応物質 (reactive material) の両方を含む新たな弾薬を開発。提出された特許書類によると、発砲で飛び出した飛翔体が、ターゲットに衝突する前に要求された最大距離に到達すると、点火された反応物質により空気力学的に不安定なオブジェクトに変わるとしている。
研究チームの 1 人、ステファン・マクファーレン (Stephen McFarlane) 氏によると、「弾丸が分解 (disassemble) する距離は、使用する反応物質の種類に基づいて調整することが可能」とのこと。
陸軍では「コンセプトの実証は 50 口径の弾薬に当てはめたものだが、理論上においては、その他の様々な小火器用弾薬においても利用ができる」としている。
この「魔法の弾薬」について開発した研究者らは「射撃レンジ・訓練施設での利用や、PKO (国連平和維持活動) で展開する文民警察官 (civilian police) での利用にもきっと役立つだろう」としている。
Picatinny Arsenal Public Affairs 2016/02/18