つまらない作文・絵を描く子になっちゃう!「表現力」を奪うNGしつけ法とは (2/2ページ)
ところが、クラスでこの体験を作文にして書くことになり、教師から「いつ、どこで、誰が、どうした」の順で書くように指導が入ったため、「土曜日の上野動物園の遠足で……」と定型的な文章にすることに意識がいき、「お友達と行きました。楽しかったです」で終わるありきたりなつまらない文章になってしまいました。
ここでもし、「遠足に行ってきた感想文を自由に書いてみて」とだけ伝えていたら、「ハシビロコウって知っていますか。僕はこの間生まれて初めて目にしました。」とか「今まで一度も見たことのない恐ろしい鳥に出会いました」と始める、生き生きとした感動が伝わる文章になったでしょう。
書き方のパターンに囚われず、思うように書かせた方が子どものオリジナリティー溢れる文章になることもあります。
■家庭でママが注意したいコト
家庭で子どもにお絵描きをさせる時も同じです。最初にママがアンパンマンやぞうなどの絵を事前に描いてみせる人がいます。
ですが、子どもに見本を示すと一つのイメージを持たせることになり、それが視覚に強烈にインプットされてしまいます。そうしてただその絵を真似ることしかできなくなることにも。
子どもの自由な発想を伸ばすためには家庭でも、ママがルールやフォーマット、正解、不正解に囚われすぎず、その発想を広げられるようなサポートをしてくださいね。
いかがでしたか。
絵も作文も本来はお勉強ではありません。感動を周りに伝える表現活動です。何に感動するか、興味を持つかは十人十色みんな違います。親や教師が書いてほしいことを書かなくても「連れて行った甲斐がない」なんて思ってはダメです。
更に言語能力が育ってくると様々な文章表現も自然とできるようになります。その時を大人は我慢強く待ちましょう。幼児期、小学校低学年のうちは自由な発想の芽を摘まないように気を付けましょうね。
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