夫婦関係も要因アリ…!? 「ヒステリック」に子を追い詰めるママにある共通の特徴って?
少し前に女の子を罵倒し蹴る母親の動画がインターネット上を駆け巡りました。ここまでいかずとも、ヒステリックに子を追い詰め、手を出してしまいそうになる衝動は、子育て期のママの多くが経験していることかもしれません。
お腹をいため、大切なはずのわが子に、そんな非情な感情を抱くのは一体なぜなのでしょうか?
今回は子育てアドバイザーであり、四児の母である筆者が、母親が子どもにヒステリーを起してしまうのはなぜなのかを考えてみました。
■ヒステリーは親子関係の“癒着”が原因かも!
特に第一子はママにとって自分の分身のような存在です。大切で愛している存在だからこそ、いろいろなことが心配になるうちに、子どもと自分との境界があいまいになります。これを心理学の言葉では、“癒着”と言います。まさに、離れているものなのに、くっついているような気がするという状態です。
子どもと癒着関係にある親は、子どもの問題、あるいは子どもが問題にしていないことでも、それを自分の問題として解決を図るため、結果的に過干渉になります。
そして問題を解決するための道筋を相手である子どもが辿ってくれない、つまり、自分のコントロール下にうまく収まらない時、とてつもなく苛立を感じるのです。このとき、ヒステリックに子どもを怒り、責めるという行為が起こりやすくなります。
転んだわが子に腹を立てた、あるいは、迷子になった子に怒りをぶつけたという経験はありませんか? それは子どもの問題を自分のものとして捉え、また、子の痛みを自分のことのように感じてしまっているからなのです。
■ヒステリックなママが持つ2つの特徴
(1)パートナーとの関係が希薄
癒着が起こる心理として、“つながりたい欲求”があります。本来ならばパートナーである夫とつながるべきなのですが、そこの関係が希薄なため、子どもに執着してしまうのです。
(2)自分の「母親」との関係に問題があった
母親に対して自分は充分に甘えられなかった、世話をされなかったという思いを抱いていると、母を許せないという思いと、母に愛されなかった自分を許せない思いを抱えることになります。その満たされない思いが、わが子への癒着へとつながることがあります。
■わが子とあたたかい関係を築くために
癒着関係を断ち切ろうとするとき、必ず“恐怖”の感情が出てきます。でも本当に一人一人の個性を尊重し、尊重されて生きる方が、何倍も幸せなのは確かです。そのために何よりも必要なのは、許せなかった自分を許し、許せなかった誰かを許すこと。
そうすることで、初めて自分の足で立つことの喜びを感じられます。そして、それまで“してもらうこと”ばかりを考えていた自分が、“愛を与える存在”になれるのです。
いかがでしたか。
ヒステリックなママは、人一倍愛情深いとも言えます。大事な存在でなかったら、癒着などしませんからね。でも子を愛して育む存在になるために、怒りが出てきたときは、その感情の奥を見つめて、本当の自分の気持ちを探ってみてくださいね。
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※ Smolina Marianna / Shutterstock
【著者略歴】
※ mica・・・夫・姑・4人の子と共にシンガポール在住の子育てアドバイザー。暮らしニスタ、コラムラテ、阪急電鉄ブログでもコラムを執筆中。著者ブログにて、記事の裏話を更新しています!執筆依頼はブログよりどうぞ。