21年で会社を倒産させた元社長が教える「今後のお金の考え方」 (2/3ページ)

Suzie(スージー)

では、お金そのものが価値を持つようになると、どんなことが起きるのでしょうか?

簡単にいうと、お金を基準として世の中の価値がはかられるようになっていくのです。そしてそうなった結果、「本当に価値あるものはなんなのか」ということが見えにくくなってくるわけです。

その結果、社会の発展よりも株主や経営者の儲けが重視されるようになり、社員はいつでも替えがきく歯車となっていくことになっていきます。

著者によれば、これこそが「お金が犯した罪」。

■誰も働かなければいい

だとすれば、どのようにすればそんなシステムから抜け出ることができるようになるのでしょうか?

この問いに対して、著者はこういいます。

資本家に対抗するには、誰も彼らのために働かなければいいのだと。

お金がない者同士がみんなで集まって、「どんなに金を積まれても、嫌いな人の仕事は絶対にやらないぞ!」と同盟を組めばいいというのです。そして、資本家の仕事をボイコットすればいいというのです。

それは、あまりにも非現実的な話であるように聞こえます。けれど著者は、そんな意見に対して、「社員がみんな会社をやめたらどうなるのか」と反論します。

もしもそんなことになったら、当然のことながら会社は利益を出せなくなり、資産家は金儲けができなくなるでしょう。

■資本主義社会は終り!

しかし一方で、この考え方が成功することもないともいうのです。ボイコットは歩調を合わせなければ効果がないものなのに、そんな流れのなかからは「私がその仕事をやります!」と抜け駆けする人が出てくるものだから。

いってみれば賢い投資家は、そこまでお見通しなのです。

だからこそ、「お金の価値を暴落させる作戦」に出るしかないと著者は主張します。どういうことかといえば、「お金のために働く」ことをやめるということ。

「もっと収入を増やしたい」「お金持ちになりたい」と考えるのではなく、「生きていくのに十分なお金さえあればいいじゃないか」と考える。

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