東大出身者が伝授!どんなに忙しくても時間に振り回されない方法
ものごとについてしっかり結果を出せる人と、懸命にやっているのに結果を出せない人がいます。
でも、結果が出せない人は、はたしてどこに問題があるのでしょうか?
はじめる前から、すでに差がついているということなのでしょうか?
あるいは、努力の差が違うというのでしょうか?
『東大生が知っている! 努力を結果に結びつける17のルール』(清水章弘著、幻冬舎)は、東大出身の著者がそんな疑問に答えてくれる書籍。
具体的には、大切な努力を無駄にしないためのルールが紹介されているのです。
「正解を求めない勉強法」「テストの勉強法」「思考法」「社会に出てからの勉強法」からなる構成。
著者は学習塾の経営などに携わっている人物であるだけに、勉強法が多め。しかしそれらは、ビジネスパーソンの仕事にも置き換えることができそうです。
きょうは思考法のなかから、「時間」に関連する項目を引き出してみたいと思います。
■学生時代は時間に振り回されていた!
著者は起業した前後には「時間」に関する失敗を重ねていたため、「いつか『時間』で痛い目に遭うよ」といわれていたそうです。
大学2年生の冬から会社づくりをはじめたので、結果としてとんでもなく忙しい毎日になってしまっていたというのです。
たとえばそのころは、次のようなスケジュールで生活していたのだといいます。
【部活のない日】
9時~14時30分:授業(@駒場キャンパス)
14時40分~16時:自主練習(@駒場ホッケー場)
17時~22時:アルバイト(@御茶ノ水)
22時30分~23時:夕飯
23時~26時:仕事
【部活のある日】
9時~12時10分:授業(@駒場キャンパス)
12時10分~13時:筋トレ(@駒場ホッケー場)
13時~16時20分:授業(@駒場キャンパス)
16時30分~21時:部活(@駒場ホッケー場)
21時30分~22時30分:夕飯
23時~26時:仕事
■時間を固定することで時間が生まれた
この生活が楽しくて仕方がなかったといいますが、しかし時間に振り回されながら、ミスを連発してもいたのだとか。
そうやって不規則な生活を続けていたある日、「予想外なことがたくさん起こるからといって、自分の生活も不規則にする必要はないな。むしろ、規則正しくしたほうが、時間が生まれるんじゃないか?」と気づいたのだそうです。
そこで実践してみたのが、中学・高校時代に学んだ「三点固定」という発想。それは、次の3つの時間を固定するというものだといいます。
(1)起床時間
(2)帰宅時間
(3)就寝時間
この3つを固定すれば、規則正しい生活になるということを、数年前に学んでいたというわけです。
■時間が生まれた決め手は「帰宅時間」
それを20歳になってからふたたび試してみたというのですが、結果からいえばこれが大成功。
理由は、このようにすると、自分がコントロールできる時間を算出することができるから。なお算出するための計算式は、次のとおりだそうです。
(コントロールできる時間)=「就寝時間」—「帰宅時間」—「ご飯とお風呂の時間」
たとえば18時に帰宅して、ご飯とお風呂に2時間かかって、24時に寝るのであれば、
(コントロールできる時間)=24-18-2=4時間
ということになるわけです。
つまりここからもわかるとおり、帰宅時間が固定されていると、計画がとても立てやすくなるということ。
「起床時間と就寝時間を固定しよう」という話はよく聞くかもしれませんが、そこに「帰宅時間を固定できるか」が大きなポイントだったのだといいます。
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この話など、すぐにでも応用することができるはず。また実体験が数多く盛り込まれているので、読み物としても楽しめる内容になっています。
時間のあるときにでも目を通してみれば、効果的に結果を出す方法を身につけることができるかもしれません。
(文/書評家・印南敦史)
【参考】
※清水章弘(2015)『東大生が知っている! 努力を結果に結びつける17のルール』幻冬舎