空気の調節が必要! 鯉は「げっぷ」しないと生活できないってほんと? (2/2ページ)

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サメは浮き袋の代わりに脂たっぷりの「肝臓」を利用して浮力を得ていますが、チョウザメはほかの魚と同様に浮き袋を利用しているからです。ただし高機能な浮き袋とは呼べず、深くまで潜ると水圧でツブれ、自力で戻せない頼りなさ……。これは鯉と同じような構造で、体内のガスで調整できないのが理由で、サメと呼ばれながらも繊細な魚なのです。

かわいらしいルックスで人気のマンボウは、さらにヘンな浮き袋事情で、成長すると浮き袋がなくなってしまいます。このままではおぼれてしまうので、全身にゼラチン質の「ぜい肉」をつけ、浮力を稼いでいるのです。

尾ビレも「うろこ」も持たないマンボウは、魚のなかでもかなり変わった構造なのはご存じでしょうが、稚魚のころは持っているのに、おとなになる浮き袋がなくなってしまう、いったいナニがしたいの? な魚。代わりに皮の下に水分の多いゼラチン質を備え、海水との重さの差を利用して浮力を得ています。人間にたとえるなら、皮下脂肪で浮かんでいるような構造なのです。

これはサメの肝臓と同じ理屈で、水圧の影響を受けにくいためと考えられています。好物のクラゲを求めて深くまで潜ることもあるので、このほうが便利なのでしょう。ただしサメと同類と聞いたらちびっ子が怖がるので、水族館では秘密にしておきましょう。

■まとめ

 ・ほとんどの魚は、浮力を得るために「浮き袋」を持っている
 ・鯉は浮き袋を調整できないので、空気を減らすために「げっぷ」をする
 ・サメは肝臓の浮力を利用しているが、チョウザメには浮き袋がある
 ・マンボウは、おとなになると浮き袋がなくなってしまう

(関口 寿/ガリレオワークス)

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