カッコいいの炸裂〜〜!男着物「和次元・滴や」の新作はなんと和紙素材「紙子」を使用した陣羽織パーカ
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唯一無二。この言葉が相応しい着物ブランドはなかなかありませんが、Japaaanで何度か紹介させていただいている男きものブランド「和次元・滴や」は他にはないコレクションを発信し続けてくれる数少ないブランド。
日本の男の服はやっぱ袴だ!とにかくカッコいい男着物を発信する「和次元 滴や」 最近はJapaaanで男着物のブランド、ショップの話題を取り上げることが多くなってきていますが、男着物を語る上で外せないブランドを今回は紹介します。とにかくとにかくカッコイイ袴スタイルの提案を貫いてい…2015年で10周年を迎えた同ショップが昨年から展開している「10th Anniversary Limited Collection」は、1年間にわたって新作10作品を発表するという実にチャレンジングな企画。
そしてこのほど9作品目が公開されました。今回の新作のテーマはなんと「紙子」。紙子とは字のごとく紙(和紙)で作られた衣服のこと。軽くて保温性にすぐれているのが特徴で、和紙が衣料として着用される様になったのは平安中期と言われているそうで、とても古い歴史を持ちます。
その紙子が醸し出す独特の風合いと機能性に対峙したうえで、今回も和次元・滴やの世界がこれでもかと言わんばかりに展開されています。
それでは今回発表された作品たちを紹介します。
Op.9-1 : new line UKIYO SHINOGI – Zin Parka “Syoen”〈陣パーカ〉の新型。紙子の最もポピュラーな形といえば陣羽織なのだそうですが、滴やらしさとして陣パーカとして発表。リバーシブルで使える様にしているから着こなしのパターンが多い。裏側の素材には麻を使用しているおり、さらに麻にPUコーティングを施した希少な素材。
Op.9-2 : new line UKIYO SHINOGI – Hakama “Koboku”この紙子は、ベンガラと柿渋の混色の下染めから始まり、揉み込み、染め重ね、乾燥を何度も繰り返して、シワを出し強度と防水効果を高めているそう。風合いは、まるで樹皮の様で堅い。とても軽いけれども脱いでも袴だけで立っていそうなほどハリがある。
Op.9-3 : new line UKIYO SHINOGI – Zin Parka “Karazishi”再び陣パーカ。紙子はフードの内側と身頃の見返し(衿)に使っており、それ以外は焦げ茶色の麻を使っている。この新型パーカは、立体的なフードになる様に設計されています。紙子のハリもあるのでフードが立ち襟ともなり勇ましくカッコがいい。
Op.9-4 : new line UKIYO SHINOGI – Kaku Obi “Hitsuro”こちらの帯は「紙子」ではなく「紙布」が使用されています。昔の商家で使われていた帳簿である大福帳から作られているそう。古い大福帳を細い糸に加工して、それを緯糸として機織りしている。裏側は紙布と焦げ茶色の麻との切り替えで仕立てられているので、両面を楽しめる逸品。
いかがでしたか?素材の特徴を生かしたうえでブランドらしさを前面に押し出したコレクションにはこれまでと変わらない滴やスタイルが見られますよね。
まさか紙子という素材を使用した作品を発表するとは想像もしていませんでしたが、こういった古くから受け継がれてきた伝統技術を新しい感覚を持ったブランドが積極的に取り入れるという流れは、伝統技術を未来に繋ぐための一つのカタチになるのかもしれません。
「10th Anniversary Limited Collection」の9作目の詳細情報はホームページに掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。
Opus.9 | Shizukuya 10th Anniversary Limited Collection | 和次元・滴や
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