「恐くないよ、ボクがずっと一緒にいるからね」自閉症の少年が病院での検査入院中、ずっと寄り添う犬(ニュージーランド)
自閉症の子供たちの日常は恐怖に満ち溢れている。言葉がうまく話せないので言いたいことが伝わらないし、人とコミュニケーションをとるのが怖い。音量調節ができないので、必要のないノイズまでガンガンと耳に鳴り響く。いつ発作が起きるかわからない。 そんな自閉症の子供たちを支援すべく、海外では訓練された介護犬がその保護に当たっている。不安と恐怖に満ち溢れた生活も、犬が最初の友達になることで、子供たちに安心や勇気を与え、外の世界へと導いてくれる。 ニュージーランドで暮らすジェームズ・アイザックくん(9歳)も自閉症と診断され、話すこともできず心に大きな壁を持っていた。そんなジェームズくんの最初の親友となったのは、介助犬のマヘさん(3歳)である。マヘさんはジェームズくんを守ることにいつだって全力だ。 発作の原因を調べるためにMRI検査をするときも、ずっとジェームズくんのそばから離れようとしなかった。ベッドの上でジェームズくんに寄り添い「ボクがいるから大丈夫だよ」と言わんばかりにそのぬくもりを与え続けたのだ。 記事提供=カラパイア

出典: karapaia
人に触れられるのが嫌なジェームズくんだが、マヘにだけは心を許している。マヘさんがジェームズくんのところにやってきたのは2年半前。それからゆっくり一歩一歩、2人はその距離を縮めたいった。マヘさんの決して裏切ることのない大きな愛情はジェームズくんを包み込み、そして2人は太くて頑丈な絆で結ばれた。
病院側の配慮で、病室に入ることを許可されたマヘさんは、丸くなって寝ているジェームズくんを抱きかかえるようにして横たわる。

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心配そう顔をしながらジェームズくんに寄り添うマヘさん

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ジェームズくんが寝ている間もそのそばから離れようとしなかった

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マヘさんはジェームズくんだけではない。家族全員の支えとなっている。待合室にいるときは、母親のミッシェルさんのそばに行き、今度は彼女をいたわるように寄り添ったという。

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誰に指示されたわけでもなく、自発的にジェームズくんを守り続けるマヘさん

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心の底から心配している様子がうかがえる。

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大丈夫。ボクが守るから絶対大丈夫。そんな強い確信が言葉を交わさなくてもジェームズくんに伝わっているのだろう。

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自閉症の子供たちは、次の行動が予測がつかない。安全を確保する為、両親は常にその行動に注目していなくてはならなかったが、今ではマヘさんがその役目を買ってでてくれる。かんしゃくを起こしたときはやさしく顔を舐め、発作が起きると吠えて両親に伝える。急に走り出そうとする時は自らおもりとなって、どんなに強くハーネスを引っ張られようとその場を動かない。

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完全に外の世界を遮断していたジェームズくんだったが、今では家族でカフェに行けるくらいにまでなったという。

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実際に訓練された介助犬やセラピー犬は、人間のストレスを軽減させ、自閉症の子供の社会活動や学校生活の向上を助ける効果があるという研究結果もある。
ただ、ニュージーランドの例をとっても、自閉症介助犬は認知され始めたばかりで、政府の公認が降りていない為、公共の場所に立ち入れない場合も多いそうだ。今後は人と犬が安心して暮らせる法整備が進められていくこととなるだろう。
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