諦めないで!「逆子改善」に鍼灸治療を取り入れよう
妊娠が安定した頃、突然「逆子ですね」と言われた時にはとても焦ってしまうものです。
「ちゃんと戻ってくれるのか、帝王切開になるのか……。」
と、常に頭の中はいっぱいいっぱいになってしまうはず。
そこで今回は、日本で初めて女性専門鍼灸院として認可された、レディース鍼灸さいとう中野の井澤歓子先生に、“鍼灸の視点から見た逆子原因と、自宅でできる逆子改善に向けたアプローチ法”について取材してきましたのでお伝えします。
■そもそも「鍼灸」って何?
東洋医学あるいは漢方医学の一分野として、中国に起源をもつ鍼灸は、金属の細い針を経穴(ツボ)に刺入、または艾(もぐさ)を燃焼させて経穴(ツボ)に刺激を加えることで病気を治そうとする施術です。
鍼灸に刺激を与えることで、自律神経系や内分泌系、免疫系等に作用して、その結果として、中枢性及び反射性の筋緊張の緩和、血液及びリンパ液循環の改善等の作用があり、ひいては、生体の恒常性(病気を自然に回復させる作用)に働きかけると考えられています。
■逆子の原因は?
逆子の原因として西洋医学的に見ると、
・臍帯が短い
・臍帯が首に巻きついている
・赤ちゃんのお尻がママの骨盤にハマってしまっている
というようなことが挙げられますが、それ以外のことは、まだはっきりとは断定できないそうです。
一方の東洋医学では、逆子の原因として“冷え”が関係していると考えるので、やはり妊婦さんは絶対に身体を冷やさない方が良いということですね。
■逆子は治らないわけじゃない!
一般的に、妊娠27~28週あたりで逆子と断定されることが多く、32週までは戻る可能性も高いとのこと。
また、井澤先生によると、32週が過ぎ「もう逆子が治らないから、帝王切開の日程まで決まってしまったんです」と嘆いて来られる妊婦さんでも、赤ちゃんが回ってくれるケースは少なくないとのことです。
実際に、鍼灸治療をしたことで帝王切開術前検査で治っていたといわれることが、何例もあったそうです。
手術前ギリギリでも回ることはありますから、最後まで諦めずできることはやりたいですよね。
■自宅でできる逆子改善法
(1)三陰交にお灸
三陰交(さんいんこう)は、強く押せば子宮を収縮する作用があるので、陣痛促進に有効なのですが、“やさしい刺激”ですと子宮が緩む作用になるそうです。
逆子治療の場合は、子宮を緩める必要があるため、やさしい刺激として三陰交にお灸をするのが有効です。
三陰交の場所は、内側の足くびから指幅4本分上がったところとなります。
(2)至陰にお灸
至陰(しいん)は“逆子のツボ”と言われるくらい効果のあるツボで、赤ちゃんを回す作用があるそうです。
場所は足の小指の爪のすぐ外側です。
逆子が判明したら、上記2つのツボに、できるだけ早くお灸をしてみてください。
お灸は薬局でも購入できるのですが、より効果を得るためには週1回を目安に治療院へ行き、自宅での毎日のケアとしてセルフ灸をした方が良いかもしれませんね。
いかがでしたか?
まずは逆子と診断されても、32週までは回る可能性もあるので焦りすぎないようにしましょう。
また、早めのほうが治る可能性が高いため、あまり時間をかけて悩まずに、早いうちに鍼灸院でご相談することをオススメします!
【取材協力】
※ レディース鍼灸さいとう中野・・・日本で初めて女性専門鍼灸院として認可された東京・京都・愛知の剛鍼灸院グループ、『レディース鍼灸さいとう中野』。不妊、つわり逆子陣痛促進や更年期障害など女性特有の症状に対して対応している鍼灸院です。
【著者略歴】
※ Yuno・・・ヨガとアーユルヴェーダを専門とし、自身のスタジオWindhillを2015年港区白金台に設立。また今年出産を終えた1人のママとして、特に最近は妊婦や産後の身体についてを中心に学びを深める。ヨガやアーユルヴェーダを通じて妊婦さんや産後のママのサポートができるよう活動しております。