名作ドラマ“至高の最終回”の謎を総直撃!(6)「<1975年9月26日・悪魔のようなあいつ>荒木一郎」 (2/2ページ)
本来は時効の直前までドラマは続く予定だったが、脚本の長谷川和彦氏によれば「視聴率の低迷」で繰り上がった形だ。そのため、荒木には「前半と後半がまるで別物」に思えた。
三億円を死守しようとする良は、脳の病で錯乱状態になりながら、ライフルを放って立てこもる。
妻の妊娠が良の子であると知った八村は、その手で妻を絞殺し、全身にダイナマイトを抱えて良のもとへ向かう。そして、壮絶な爆死の瞬間を迎えた。良もまた、三億円の札束が舞う中で刑事の銃弾を浴び、血まみれになりながら不敵な笑いを浮かべる。
「後半はいろんなものを詰め込みすぎて、バラエティみたいな形になってしまったね。自分としたら最終回はもうひとつと思ったけど、打ち上げでカメラスタッフが全員隣に座って、指示を出してくれたのがうれしかったって言ってくれたよ」
30年近く再放送もソフト化もなかったが、近年はDVDやCSで視聴の機会が増え、新たな評価を得ている。