天才テリー伊藤対談「酒井若菜」(2)若菜の中には今もマグマを感じるよ (2/2ページ)
酒井 でも今日テリーさんに会えちゃったんですよ。これは、「最後に会いたい人に会えた」なのか、「自分の再スタート」になるのか、どっちなんだろうってずっと考えていて。
テリー 最後って何だよ。最初に会った頃から、若菜は全然変わってないよ。
酒井 うれしいです! じゃあ、今日を再スタートの日にします!
テリー ぜひそうしてよ。板尾さんの言葉じゃないけど、自分の弱さや嫌いな部分は捨てていかないとな。
酒井 私、昔は気が弱いのに心は強かったんですけど、今は心が弱いくせに、気は強くなってきて。しかも年々、その傾向が強くなっていて。
テリー なるほど。だけど、それは短所ではないよな。
酒井 そうなんですか? 実は、自分でもそんなところは嫌いではないんですけど。
テリー 心の弱さって、つまりは繊細だということだよ。だから、ものの切なさとかさ哀れさとか、他人が感じ取れないものを早く強く感じ取れるんだよ。例えば、桜が散っていく悲しさとかさ。まぁ、だからといって、泣かなくてもいいんだけど(笑)。
酒井 いや、すごくテリーさんにお会いして、話したかったんです。だから何か‥‥(また涙ぐむ)。
テリー 俺も会いたかったよ。でも距離を置いたほうがお互いに成長するかなっていうのもあったんだよな。だから、若菜の作品はいつも見ていて、「頑張ってるな」って思っていたよ。
酒井 ありがとうございます。これからも頑張れるような気がします。