米軍特殊部隊のライフルが不足?下院軍事委員会で質疑応答がおこなわれる (2/2ページ)
そのため、兵士は、その都度、光学機器を取り付け調整をしなければならない状態らしい」「海軍特殊部隊には毎年膨大な予算が計上されているはずだが、にもかかわらず、兵士に十分な数のライフルが行き渡っていないのはどうゆうことなのか」
Photo Credit: U.S. Army photo
このハンター下院議員の質問に対し、ボーテル将軍は、「兵士にライフルが十分に支給されていないという事実はない(1人に1丁とは明言していない)」「海軍特殊部隊の兵士は、1回の作戦や訓練で一般の兵士とは比べ物にならないほどの量の弾を撃つ」「任務後に十分なメンテナンスを行う必要があるため、兵士からライフルを回収しているのだ」「おそらく、これが1丁のライフルを複数の兵士で共有しているように見えるのだろう」と回答した。
ハンター議員も食い下がる。
「撃った弾の量は関係ない。ライフルは、兵士一人に1丁支給されるべきだ。海軍特殊部隊には膨大な予算が計上されている。これらの予算はどこに消えたのか」
再びボーテル将軍は、「最近5-6年で、海軍特殊部隊の規模はほぼ2倍になり、また、兵士の一人当たりの装備も、高性能ヘルメットやGPSなど高価なものになっている。それらに予算が適切に使われている」。と答えた。
結局、この質疑は要領を得ないまま終わった。
これはアメリカの軍事委員会によくある風景である。国民が軍事に関心があることを示す好例ともいえるが、一方で軍事費にまつわる「闇」の部分もあることも示している。
Stars and Stripes 2016/03/01
Text: 友清仁 - FM201603