【衝撃】ファミコン時代からずっと「クソゲー」とも「良ゲー」とも言えない微妙なゲームが多い理由 (2/3ページ)

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リアルな話をすれば、クリエイターのセンスというよりも、予算と期限が原因です。信じられないかもしれませんが、「2か月で作れ」「予算は200万円」などという無茶なプロジェクトが実際にあります。スマホアプリではないですよ。ゲームボーイやニンテンドーDSでそんな話があるわけです。ちなみに予算は人件費込みです。

・たとえゲームボーイでも地獄
会社が直々に自社の部署でやらせるだけならまだしも、それを外注に出すこともあるわけです。ただでさえありえない開発期間と予算。一番大変なのはプログラマーとグラフィッカーですね。音楽関しては「1日でなんとか作る」なんて酷いやり方もできますが、企画や仕様があがってからプログラムと絵を作るのは、たとえゲームボーイでも地獄です。

・RPGというだけで買ってしまう層
ぶっちゃけ、パズルゲームなら開発可能でしょう。しかしこれ、RPGでもよくある話なんですよ。RPGは当たれば大きいので、とにかくRPGを低予算で作ってヒットさせようとする。ひどい会社になると、ヒットさせなくてもいいから、RPGを低予算と短期間で量産していました。ヒットしなくても、RPGというだけで買ってしまう層が一定数いるんですよ。

・オトナの餌食になる
そういう層は小中学生が大半。特に小学校5学年くらいまでのチビッ子。「RPGがやりたい」という一心で、パッケージを見て面白そうなやつを買うわけです。雑誌に掲載されたゲーム画面の第一印象だけで買うわけです。そういう層が、オトナの餌食になっているわけです。

・ゲーム性より色が重要
ネットでも読んだことがありますが、「ゲーム画面の配色にグリーンを使うと親か安心するからグリーンを多用しろ」という上からの指示は確かにあります。微妙ゲーを開発する職場では、ゲーム性より色が重要です(笑)。

・転職するしかありません
私はゲーム業界の第一線を退いてますが、スマホゲームでは「予算50万円で開発期間は1か月」なんてこともあるそうですね。そのあたり、現役の開発関係者の話を聞きたいものです。

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