損害賠償にも発展…!? 子どもの「自転車事故」と親が事前に注意したいポイント (2/2ページ)
自転車事故の重大性について多く取り上げられていることもあり、最近の自動車保険、傷害保険、団体加入保険には、自転車の事故の場合に1億円から2億円程度の補償が受けられる自転車保険(個人賠償責任特約)がオプションで付いています。
個人賠償責任特約を付けても年額の保険料は1000~2000円程度しか変わりませんので、家計への負担は少ないといえます。お子さんが自転車デビューをするときには、ご両親が入っている保険をチェックし、オプションで個人賠償責任特約を付けておきましょう。
■ブレーキ・ライトの点検やお子さんたちへの指導
保険があったとしても、事故を起こした場合はお子さんやご両親の精神的負担は重いですから、事故を起こさないための対策も重要です。
自転車のブレーキ・ライトの点検はもちろん、「下り坂ではスピードを出さないようにすること」、「乗りながら手元のベルなどで遊んだり、よそ見は絶対しないでね」などと、自転車マナーを日常的に指導することも大事になります。
昨年、お子さんが蹴ったサッカーボールが原因で高齢の男性が亡くなってしまったケースで、両親の監督義務が否定された最高裁の判決が話題となりましたが、お子さんは、自分の行為が原因で長い裁判となり、両親に多額の損害賠償責任が負わされてしまうかもしれないという重圧に苦しんでいたそうです。
お子さんに辛い思いをさせないためにも、ご両親は、お子さんが自転車に乗るときは自転車保険加入と自転車マナー指導を忘れないようにしたいですね。
【著者略歴】
※ 木川 雅博・・・星野法律事務所(港区西新橋)パートナー弁護士。損害賠償・慰謝料請求、不動産の法律問題、子どもの事故、離婚・男女間のトラブル、墓地・お寺のトラブルその他、法人・個人を問わず様々な事件を扱っています。