中韓に媚びる必要のない日本の”教科書改訂問題”を中国人が斬る (2/2ページ)
もちろん、かつて日本が中国に対し侵略的活動を行い、旧朝鮮に植民地政策を行ったのは歴史的事実であり、日本史を正確に記述する上で諸外国の意見を伺うことは必須事項ですが、中国や韓国の歴史観は日本側の負の側面を強調したものが多く、事実かどうかあいまいな事件ですら堂々と記載されていることが珍しくありません。
そのため両国の意見を素直に受け入れてしまうと日本の歴史教育は大きく偏向します。特に中国の歴史観は誇張や捏造が数多く盛り込まれており、僕の友人の中国人夫妻ですら息子が自国の学校で教育を受けることに抵抗を示しています。仮に中国側の主張を日本の歴史教育に取り入れると、「日本軍が南京で30万人を殺害した」などといった、中共政府がプロパガンダ用に吹聴した「フィクション」が「事実」として教科書に記載される可能性があるのです。このような観点から僕は、近隣諸国条項は撤廃するべきだと思います。
訪日後、僕は日本の知人たちから「日本軍は絶対悪」、「天皇は戦犯」、「中国や韓国の人に謝れ」といった教育を学校で習った経験があるという話を何度も伺いました。これは戦後のGHQによる反戦思想の吹聴、日教組による左派的教育指導の結果でしょう。将来、僕が日本で家族を持った時、自分の子供が生まれ育った国を軽蔑し、近隣諸国に媚びるような教育を受けてもらいたいとは思いません。
僕は、今回の教科書改訂は日本の歴史教育が戦後長らく続いた「自虐史観」から脱却しつつある証拠として、歓迎すべき傾向だと思います。今後も改訂が継続され虚構や脚色のない客観的事実に基づいた教科書が誕生し、生徒たちが自国を素直に誇れるような歴史教育が日本中の学校で行われる日を期待しています。
著者プロフィール

漫画家
孫向文
中華人民共和国浙江省杭州出身、漢族の31歳。20代半ばで中国の漫画賞を受賞し、プロ漫画家に。その傍ら、独学で日本語を学び、日本の某漫画誌の新人賞も受賞する。近著に『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)
(構成/亀谷哲弘)