「トランプ大統領誕生」で日本はどうなる!?~米国共和党全米委員会アジア顧問が予見!! (2/2ページ)

日刊大衆

「米国民は、“アメリカは今、世界からナメられている”という思いがあり、イライラ感が募っている。そこへトランプが“メキシコ人は出ていきやがれ!”と言い放ち、喝采を浴びた。今回トランプが大統領になれなくても、こうした流れは止められないでしょう」

 14年の中間選挙で共和党は、オバマ氏の民主党に勝利し、上下両院で多数派を占めた。その背景には、ヒスパニック系をはじめとするマイノリティの地道な取り込みがあったのだが、トランプの過激発言は共和党が進めた政策の逆をいったものとも言える。「共和党自体も変革の最中ですが、トランプはスピードが速すぎるし、ともすれば共和党そのものをぶっ壊しかねない。その危機感が党内のエスタブリッシュメント(既成特権階層)にはあるわけです。彼は言うことを聞かないですから」

 党をぶっ壊す。このフレーズは、かつての“小泉劇場”を連想させるのだが、「壊し屋という点では似ていますが、小泉さんの党改革は中途半端で終わってしまった。アメリカは直接民主主義ですし、トランプのほうが“ダイナマイト力”は大きいでしょうね」 日本にとっての不安は、仮にトランプ大統領が誕生した場合、そのダイナマイト力によって日本も破壊されてしまうのではないか、ということ。日米同盟の見直し発言だけでなく、円安やTPPについても批判の色を強めている。だが、あえば氏は「むしろ、これは日本にとっての大きなチャンス」と力説する。

「トランプは決して日本嫌いではないし、逆に“日本は好きだ”と明言しています。ただ、たとえ好きだからといってタダで道を譲る気はない。日本とすれば、そのトランプに対して、こちらの利益を明確に主張していかなきゃいけない。アメリカとの折衝は激しくなるでしょうが、しっかり交渉できる日本に生まれ変わるためのチャンスだと思います。トランプは“黒船”のようなものですよ」

 あえば氏はトランプ氏を「商売人」とも評す。投資以上の見返りがあるか否か、そこが政策の判断基準になると予見する。「軍事力もアメリカを守ることのみに使う。たとえば日本が抱える中国との尖閣問題にしても“自分のことは自分で守れ”となるでしょうね」

 また、商売人トランプは利益が一致するなら、“敵”とも手を組む可能性が高い。「イスラム国を排除したいのはアメリカもロシアも同じ。プーチン大統領はトランプを“聡明で才能に恵まれた人物”と称し、それにトランプも、“国内外で高く尊敬されている人物から褒められるのは非常に光栄”と返しています。米ロの距離が縮まるとなると、これまでアメリカの顔色を伺いながら日ロ外交を進めていた日本は、ロシアと気兼ねなく交渉ができる。日本の政治家次第ですが、北方領土問題での大きな進展もありうるかもしれません」

 日本を第二の夜明けに導く「トランプ大統領」が誕生するか否か、結果が出るのは、11月8日のアメリカ大統領選挙一般投票日だ。

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