1日20分!「小1プロブレム」を未然に防ぐ幼児期の勉強習慣

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1日20分!「小1プロブレム」を未然に防ぐ幼児期の勉強習慣

「小学校に入る年齢になったら、自然と勉強習慣が身につく 」ことはありません。いきなりの変化に驚き、自信を失ってしまうと小学校に馴染めない“小1プロブレム”に陥ってしまうことも……。

3歳までに身につけた生活習慣や学習習慣は、その後の成長に大きく影響します。短い時間でも毎日学ぶ習慣をつくることで、複雑な言葉や数の概念を学び始める4歳以降の学習スピードを、ぐーんとアップさせましょう。

そこで今回は、小学校教諭としての経験を持つ筆者が“小1プロブレムを防ぐ幼児期の子どもの勉強習慣”についてお話します。

■小1プロブレムを防ぐには「勉強習慣」が大切

 小学校に入学したばかりの子どもが学校生活に馴染めず、授業中に座っていられずに歩き回ったり、集団行動ができないなどの問題を抱えてしまう“小1プロブレム”をご存知ですか? 

“人の話を聞く”、“机に座って指示を待つ”などの集団行動の心得は、幼稚園や家庭での教育で比較的身につけやすいスキル。ですが、「座っていないとダメ!」と分かっていても、授業の内容についていけず、勉強が楽しいと感じられなければ、我慢できずに動き出してしまいます。

いきなり、何時間も机に座って授業を受ける生活になるのですから、机に向かって学ぶ好奇心や理解力を育てておくことが大切。

特に、生活の基盤が完成する3歳ごろまでに、勉強の習慣をつくっておきましょう。

■1日20分「休まず行う」

小学校での学習につまずかないための基礎学力は“読み・書き・計算”の3つ。問題文を読んだり先生の話を聞いたりして、正しく内容を理解することができないと、どうやって授業に取り組んだらよいのかわからず困ってしまいます。

また、学校生活が始まると毎日授業があるため、知識が定着する前にどんどん先に進んでしまうことも。基本的な読み書きや計算力は、早いうちからつけ始めておくことをおすすめします。 

とはいえ、「毎日読み・書きや計算能力を高める練習を行うのは大変」と思ってしまいますよね。実は、子どもの集中力は短時間しか持ちません。何時間も一つのことをおこなうよりも、短時間で切り替えてたくさんのことを学んだ方が、ずっと身につきやすいのです。 

社会福祉法人純真福祉会理事長の横峯吉文さんによると、幼児期の子どもの勉強時間は20分が目安。長時間では子どもが飽きて、集中できなくなってしまうんだそうです。

たとえば、音読(読解)を5分、ひらがな・カタカナの練習を5分、計算練習を5分、というふうに、飽きてしまう前に教科や活動を変えていくと、続けやすいのでオススメです。

1日に何時間も続けることを目標にするのではなく、“毎日ちょっとずつ続けること”を大切にして、勉強の習慣をつくりましょう。

■できないからと諦めず「できるもの」で根気よく

私たち大人も、できないものや興味のないものにはなかなか集中できませんよね。

子どもだって、できないことばかり毎日やらされては、勉強を楽しめません。問題を解く際には7割~8割は自分の力で解けるレベルの問題を選びましょう。できる喜びが、「楽しい!」「やりたい!」という気持ちをかきたてます。

うまくいかないときは、1ステップ前に戻ったり、スラスラできるまで同じものを何度も繰り返したりすることが大切。難なく自分の力でできるようになるまで根気よく続けることが重要です。

■歯磨きのように学びが「当たり前」になればしめたもの

毎日の学習習慣と基礎学力を育むためには、20~30分程度の短時間で良いので、“毎日休まず”に学ぶことが大切。毎日おこなうことで、勉強を“習慣”に変えていきましょう。 

食後に歯を磨くように、毎日ちょっとずつ勉強するのが当たり前になれば、勉強を苦と感じません。

“小1プロブレム”に陥らない、学びを楽しめる環境作りを心がけましょう。

【参考・画像】

※ 横峯吉文(2012)『ハッピーママの賢い子育て ヨコミネ式 才能を引き出す習慣術』(幻冬舎)

※ Rina / EKAKI – PIXTA

【筆者略歴】

※ Nao Kiyota・・・塾講師ライター。子どもたちが“もっと夢中で”学べる環境作りに日々格闘している。美容・健康分野でも執筆活動中。小学校教諭/特別支援学校教諭/心理カウンセラー/ダイエットアドバイザー/リンパケアセラピスト

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