男性も必見! 妊娠を邪魔する「酸化ストレス」、軽減する秘けつは睡眠にあり!? (2/2ページ)
「メラトニンの分泌で重要なのは、睡眠時間の長さよりも睡眠をとる時間帯です。睡眠のゴールデンタイムと言われている時間、22~26時までの間がメラトニンの分泌が最もさかんといわれています」(片桐先生)
男性も注目すべき、精子の質を上げるための睡眠方法とは妊活を邪魔する「酸化ストレス」は、決して女性に限った問題ではないのだとか。
「男性の精子は、卵子とちがい、毎日新しいものがつくられ続けます。そのため、つくられたときの生活環境が大きく関係してくるのです。精子の成熟にかかる日数は80~90日程度。その間に不規則な生活、喫煙などで酸化ストレスを受け続けると、健全な精子がつくられにくくなってしまいます」(片桐先生)
つまり、妊娠をのぞむなら男女ともに睡眠のゴールデンタイムには深い睡眠を得ることが理想的。しかし、多忙な人が多い現代では22時~26時に睡眠をとることは難しい、という人も多いはず。
「おすすめなのが、遅くとも24時までには就寝し、7時まで寝る代わりに5頃時に起きて仕事を片付ける、という方法です。メラトニンは睡眠時間の長さではなく、睡眠をとる時間帯に左右されます。睡眠時間が確保できない多忙な人も、生活のリズムを朝型にシフトすればメラトニンの恩恵を受け、酸化ストレスを軽減できますよ」(片桐先生)
ただし、睡眠をとる時間帯にこだわりすぎることで睡眠自体がストレスになってしまっては本末転倒です。男女ともに精神的なストレスも妊娠の妨げになります。
「眠れないときは身体を横にして休息する、どうしても作業しなければならないときは照明を暗くしてリラックスした状態で行う、などの手もあります。心と身体を落ち着けることを第一に考えてストレスを溜めないようにしてください」(片桐先生)
妊娠に間接的に関わってくる睡眠ホルモン「メラトニン」。現在妊娠を望んでいる人に限らず、将来的に妊娠を考えている人、そしてそのパートナーも、ぜひ心にとどめて生活してみてはいかがでしょうか。
監修:片桐由起子(東邦大学医学部産科婦人科学講座教授)