「伝わるプレゼン」にするために避けられない二つの関門 (2/2ページ)

新刊JP

だが、そういう言葉ほど注意を払うべきなのだ。この種の言葉の扱いを雑にしてしまうことで、プレゼンがわかりにくくなってしまうケースは少なくないからである。

■「最初の10分」が勝負の分かれ目
 また、プレゼンに不慣れな人ほどやりがちなのが、「あれもこれも」と情報を詰め込んでしまうことだ。
 要素を詰め込みすぎた話は、「結局、何を言いたいのか」が分かりづらい。そして、話の要旨が分かりづらければ、つまらなく感じてしまう。

ところで本書では、脳科学の世界でお馴染みの理論として「人の脳は、(相手の話を)開始10分以内で、退屈かどうか判断する」という「10分ルール」なるものが紹介されている。
このルールによれば、一度「この人の話は退屈だ」と思われてしまったら、聴き手が再び注意を向けてくれることはないという。

よって、話し手が準備すべきは、「最初の10分で伝えたいことは何なのか」をはっきりさせ、「伝えるべき内容」を選び終えておくこと。
またさらに、「エビングハウスの忘却曲線」といって「人間は、聞いた20分後には、聞いたことの42%を忘れ、1時間後には56%を忘れ、1日後には74%を忘れてしまう」ことを考えれば、プレゼンの中で間を置いて何度も「伝えたいこと」を繰り返し伝えるという工夫も必要になってくる。

 本書では他にも、伝えたいことを直観的に説明するための資料の作り方、聴衆が気軽に質問できるようにするための空気作り等、プレゼン初心者にとっては是非ともおさえておきたい内容が紹介されている。
 プレゼンに苦手意識を持っている人は、まずはこの一冊を苦手克服のきっかけにしてみてはいかがだろうか。
(新刊JP編集部)

「「伝わるプレゼン」にするために避けられない二つの関門」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る