28ヶ国で1000人の髪を切った美容師が語る「旅の楽しみ方」 (2/3ページ)

Suzie(スージー)

4か国目に訪れたタイ・プーケットでは、人々から当初「これ買わない?」「タクシー乗らない?」「マッサージしない?」と声をかけられたという桑原さん。

それが、1人目の髪をカットした直後、「サンキュー! マイフレンド!」に変わったのです。

桑原さんは、相手を喜ばせることができたからこそ「ひとりの観光客から友だちにレベルアップできた」といいます。

専門技術がなくても、相手を喜ばせたいという気持ちは万国共通。お金を払ってでかける旅は、どうしても喜ばせてほしいという気持ちが強くなるもので、喜ばせたいという視点は新鮮です。

■4:予定を決めすぎない

16か国目に訪れたイタリアでは、当初の予定にはなかったベネチアへ。美しい夕陽を目にし、偶然のなりゆきに感謝した桑原さん。

桑原さんが旅の始まりに決めることは2つだけ、観光のメインとなる場所と、行き帰りの交通手段。あとはすべてその時々の自分次第です。その自由さが、新しい出会いや次の目的地を運んでくれるといいます。

決めすぎない旅で、思いもよらない出会いを体験してみるのもおもしろそう。

■5「ありがとう」を現地語でいう

アジアやヨーロッパの国々では他の国の旅人たちとビールを飲みながら楽しい時間を過ごした桑原さんですが、25ヶ国目のアルゼンチンでは、そのチャンスがグッと減ったそう。

その理由は、スペイン語が話せないから。

もちろん訪れる場所の言葉が話せれば最高ですが、なかなかそうはいきません。そんな時、桑原さんが心がけているのが「ありがとう」だけは現地語で言えるようにしておくこと。

たったひとことでも、旅人の感謝の気持ちが伝われば、距離を縮めるきっかけになります。

子どものころから「東京の有名な街で美容師をしたい」と夢見ていた桑原さん。念願かなって20歳で青山の美容院に就職しますが、2年後、転勤をきっかけに志半ばで退職し、挫折を経験。

悩んだ末、「後悔しないように生きよう」と、世界をまわりハサミでいろんな人に出会っていく、と決めました。

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