トランプの移民政策とは真逆の対応。希望を捨てないフランス人たち (2/2ページ)
フランスの政治状況について本書はこう説明している。
===(以下、P228から引用)
もちろん、マリーヌ・ルペン党首が率いる国民戦線のような極右政党の台頭に象徴される、移民排斥に賛同する人たちの影響も少なくないわけではない。
しかし、昨年末の統一地方選挙では、オランダ大統領の社会党がサルコジ前大統領の共和党と選挙協力をして、第一党になろうかという国民戦線の勢いを阻止する、という動きも見せた。
この絶妙なバランス感覚こそ、フランスの姿なのだ。
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つまり、移民を拒絶する政治家たちに対して、国民の多くが「NO」を突きつけたのである。
パリでのテロ事件のすぐあとに行われた選挙だったが、フランス国民たちは冷静だったのだ。
トランプフィーバーは、どこか興奮を与えてくれる。過激な言葉によって、人々は盛り上がっている。しかし、それは愚かな熱狂に過ぎないのではないか。
カオスな状況の今だからこそ、フランスの冷静な姿に目を向ける意義があるはずだ。
(新刊JP編集部)