【プロ野球】ロッテ大谷、ヤクルト大引…開幕直後に戦線離脱した主力選手 (2/2ページ)
■大谷智久(ロッテ)
腰椎椎間板症
<今季成績>
1試合/0.1回/0勝0敗/防御率0.00
<オープン戦>
7試合/7回/1勝0敗/防御率1.29
日本ハムのエース・大谷翔平を撃破したロッテの開幕戦。しかし、その試合中にリリーフエースがやってしまった。
8回表、3点リードで登板した大谷智久。無死から中島卓也にヒットを許し、さらに陽岱鋼がセンター前ヒット。センターの岡田幸文が三塁補殺を狙ったが、この送球をサードのグラブをはじいてしまう。その間に陽が二塁を狙い、ベースカバーの大谷が二塁送球を試みたものの、悪送球で1点を失った。その後、打者2人に投げたものの、悪送球の際に腰を痛めており、緊急降板。腰椎椎間板症で全治3週間と診断された。
ただでさえ、投手の枚数が少ないロッテ。このアクシデントをどう切り抜けるのだろうか。代役は内竜也となりそうだが、内も2010から2014年、5年連続で手術という経歴があるだけにケガが心配。
■近藤大亮(オリックス)
右肩腱板炎
<今季成績>
1試合/3回/0勝0敗/防御率0.00
<オープン戦>
2試合/9回/0勝0敗/防御率3.00
今年の開幕故障の嵐でもっとも悔しい思いをしているのは、オリックスの近藤ではないだろうか。ドラフト2位で入団した近藤はキャンプ、オープン戦で実力を示し、開幕ローテ入り。第2戦の先発投手に指名された。
その試合、1回表からオリックス打線が爆発。一挙5点を近藤にプレゼントし、ルーキー一番星はほぼ手中に収めていた。しかし、3回を投げ終わったところで右肩に痛みを感じ、投手交代。後続の赤間謙、小松聖、岸田護が西武打線につかまり、チームも敗れた。
右肩腱板炎で全治1カ月程度。大チャンスが一転、窮地に陥ってしまった。まずはしっかりと体を治し、再出発したい。
文=落合初春(おちあい・もとはる)