5日以上の高熱や充血に注意!症状からみる「川崎病」チェックリストと対処法

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5日以上の高熱や充血に注意!症状からみる「川崎病」チェックリストと対処法

赤ちゃんがお熱を出すと、とても心配です。それが何日か続くと、ママはどんどん不安になります。それが4、5日も続いた日には気が気じゃないですよね。

赤ちゃんの高熱が続く症状を伴う病気の1つに“川崎病”があります。「なんとなく聞いたことはあるけど、どんな病気かよくわからない」というママが多いのではないでしょうか。でも、乳幼児のママなら知っておきたい病気なんです。

今回は日本人に多い、“赤ちゃんの高熱と関連の深い川崎病”を解説します。

■川崎病の「年間発症数と発症年齢」

川崎病は、1967年に川崎富作博士が発見した、乳幼児に起こる急性の全身性血管炎です。世界中で見られますが、特に日本を筆頭に東アジア人に多いのが特徴です。

原因が未だに不明であり、そのため日本川崎病研究センターによって1970年から2年に一度全国調査が行われています。

(1)男児に多い?「年間発症数」

2015年9月に発表された調査結果では、患者数は2013年1万5,696人(男9,044人、女6,652人)、2014年は1万5,979人(男9,097人、女6,882人)でした。

川崎病は1979年、1982年、1986年に大流行しました。近年患者数は増えており、2013年、2014年ともに、過去最も流行した1982年の1万5,519人を上回る患者数になっています。

秋に少なく、冬と夏に増加する季節傾向がみられ、統計的に男児の方が多いのが特徴です。

(2)3歳未満が3分の2を占める!?「発症年齢」

発症年齢は、3歳未満の割合は全体の63.5%と高く、主に4歳以下の子どもに見られ、2013年、2014年は特に生後9~11ヶ月の発症が多くみられました。

■症状からみる「川崎病」チェックリスト

次の6つの主症状のうち、5つ以上当てはまれば川崎病、4つ以下でも川崎病であることを否定できない場合は、“不全型”と診断されます。

(1)原因不明の高熱が5日以上つづく

(2)いろいろな形の発疹が全身に出る

(3)首の後ろのリンパ節が腫れ、痛がる

(4)手足が腫れたり、手のひらが真っ赤になる

(5)唇が赤くなったり、舌がいちごのように赤くブツブツになる

(6)両目が真っ赤になる

また、4つしか当てはまらなくても、冠動脈瘤ができていたら、“川崎病”と診断します。

■川崎病の対処法

川崎病は伝染病でもなく、遺伝でもなく、“原因がまだわかっていない”ため、予防策をとることはできません。

しかしながら、ママにできることはあります。それは、“乳幼児が高熱を出したら、すぐに小児科を受診すること”です。特に、1歳前後の赤ちゃんは注意が必要です。

川崎病が疑われる場合は、心臓の検査などが可能な大きな病院に入院します。

急性期は1~2週間で回復することが多く、その頃から“冠動脈瘤”が見られることがあるのが特徴です。すなわち、川崎病で心配なのは、発症した子の約1割に見られる後遺症である冠動脈瘤です。

治療は早期に炎症を抑えて冠動脈瘤の発生を防ぐため、アスピリン療法や免疫グロブリン療法などが行われます。これらの治療で冠動脈瘤の発生は減らすことができ、医師の指示に従い、適切な治療を定期的に受けていくことが大事です。

原因はまだ特定されていません。体内で大量に増えた複数の細菌によって、過剰な免疫反応が引き起こされるのではという報告や、日本人に多い遺伝子多型が関与しているのでは、という報告もあります。今後もさらなる研究が求められています。

いかがでしたか?

川崎病が発見されてから、50年近くの歳月が立ちます。様々な研究が行われていますが、未だに原因が明らかになっていません。

川崎病は早期発見が大切です。高熱が出て気になる症状があれば、すぐに受診しましょう。

【参考・画像】

※ 最新赤ちゃんの病気大全科 [ 主婦の友社 ]

※ 第23回川崎病全国調査成績 – 日本川崎病研究センター

※ Satoru Nagata, Yuichiro Yamashiro, Yoshikazu Ohtsuka, Toshiaki Shimizu, Yumiko Sakurai, Shigeki Misawa andTeruyo Ito;Heat shock proteins and superantigenic properties of bacteria from the gastrointestinal tract of patients with Kawasaki disease; Immunology Volume 128, Issue 4, pages 511–520, December 2009

※ 川崎病の発症に関わる「ORAI1遺伝子の多型」を発見 – 理化学研究所

※ 川崎病と免疫グロブリン療法について – 日本川崎病学会

※ ucchie79 / PIXTA

【筆者略歴】

※ 進藤ゆきこ・・・専門家ライター。自身も子育て真っ最中の歯科医師、歯学博士。「毎日のオーラルケアをママとベビーのハッピータイムに」をモットーに、親子でお口の健康をもっと身近に感じてもらえるよう取り組んでいる。

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