いったい何の施設!? 本が借りられない「図書館」があるってほんと? (2/2ページ)
東京本館/関西館は、18歳以上の「大人」が利用可能で、
・図書/雑誌
・新聞
・電子資料
・専門資料(科学技術、地図、音楽、映像、政治、古典)
など、国際子ども図書館は、年齢制限なく利用可能で、
・児童書/雑誌
・教科書/参考書
・CD/DVD
などを所蔵。基本的に所蔵物=文化的資産として扱われ、個人の利用は、閲覧/複写に限られていますが、一度、利用者登録さえすれば、次回からは来館せずにデータ化された目録をインターネット検索し、必要な資料の遠隔複写を依頼/入手できるサービスなども受けられます。A4/B4のモノクロ資料を複写しようとすると、当日/現地なら単価24円(税抜)、遠隔複写を依頼すると、複写料金+送料(実費)+事務手数料(150円/税抜)がかかり、少々割高なイメージですが、文化的資産の複写と思えば納得ですね。
■設備も充実
どの施設も、B5判以上のカバンや不透明な袋、傘などの持ち込み不可など、さまざまな規則がありお堅いイメージですが、館内は快適な読書/視聴/学びの空間です。国立国会図書館は、入館すると資料検索、閲覧室、複写カウンターなど、動線が明確で機能的。国際子ども図書館は、おはなし会やわらべ唄の会が行われる部屋や、音楽会などで使用されるホールなどが並び、子ども心をくすぐる設計です。食堂やカフェテリアなども併設され、国際子ども図書館にはおむつ交換台や授乳室も完備。日によってコンサートや講演会、展示会など、楽しいイベントも開催されているので、図書館/読書離れが進む昨今、ナマの文化的資産に触れに出かけるのも、新鮮で楽しそうですね。
■まとめ
・国立国会図書館は、東京本館/関西館/国際子ども図書館の三施設展開
・「納本図書館」のため貸し出しはおこなわず、閲覧/複写のみ可能
・昭和23年から集積/整理/保存してきた出版物は「文化的資産」
(熊田 由紀/ガリレオワークス)