ニュートンが書き残した”賢者の石”の作り方がついに明らかに。直筆の原稿が近日公開予定。

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ニュートンが書き残した”賢者の石”の作り方がついに明らかに。直筆の原稿が近日公開予定。
ニュートンが書き残した”賢者の石”の作り方がついに明らかに。直筆の原稿が近日公開予定。


 万有引力の法則を発見したことで知られている、イギリスの自然哲学者、アイザック・ニュートンが記した錬金術に関する手書きの原稿が、個人所蔵のコレクションの中から数十年振りに日の目を見ることになった。これは”賢者の石”の原料となる物質の製法を記したものだという。

 賢者の石とは、魔法の力を備えた物質で、黄金の原料となり、さらには不死の力をももたらすと当時の錬金術師が考えていたものだ。それゆえに17世紀の錬金術師たちは必死になってその作成方法を探ろうとしていた。

 原稿は、2月16日にカリフォルニア州パサデナのボンハムで開催されたオークションで出品され、ケミカル・ヘリテージ財団によって落札された。同財団で希少本を管理するジェームズ・ヴォールケル氏によれば、近代化学史に関心を持つ人たち向けに、ゆくゆくはネット上で公開する予定だという。

 ニュートンの手書きによる文書は、アメリカ人錬金術師が考案したものを写したもので、水銀の製法が記されている。ラテン語で記された原稿のタイトルは「Preparation of the [Sophick] Mercury for the [Philosophers'] Stone by the Antimonial Stellate Regulus of Mars and Luna from the Manuscripts of the American Philosopher(アメリカ人錬金術師による、火星と月由来のアンチモン質の放射状金属を使用した、賢者の石を作るための水銀の調合方法)」である。

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 原稿はニュートンが錬金術を研究していた証であり、彼が参考にした文献や関心事項、あるいは実際に行った実験などを知ることができる。

 18世紀まで、錬金術師は金属をそれを構成する元素まで分解し、例えば金などの他の金属に転換できると考えていた。彼らは様々なシンボル体型を考案し、部外者にその叡智を知られることのないよう暗号で数多くの文書を残した。こうした錬金術における実験は、現代の化学にもつながっている。

 ヴォールケル氏によれば、ニュートンが参考にした文献を記したジョージ・スターキーという錬金術師は、もともとハーバード大学で研究していたが、1650年に当時の著名な錬金術師らと共同作業をするためにイングランドへ渡り、ロバート・ボイルと一緒に研究をするようになったという。そしてエイレナエウス・フィラレテスという偽名で研究を発表している。

 「この原稿がニュートンの錬金術研究とジョージ・スターキーを結びつけます。彼はおそらくアメリカ最初の著名な、研究が出版された科学者でしょう」とヴォールケル氏。

 ニュートンが実際にスターキーの実験を行ったのかどうかはっきりとは分からないが、その可能性は高いとヴォールケル氏は話す。実際、ニュートンは原本の間違いを指摘し、それを修正しているのだ。また裏には自ら考案した鉛の蒸留実験を書き記している。
 
 万有引力の発見で有名なニュートンであるが、その生涯を通して、錬金術について数多くの記述を残したことでも知られている。しかし、そのほとんどは、1936年に彼の子孫によってロンドンのサザービーズで売却されてしまった。その結果、現在大部分が個人コレクターの手に渡っている。今回の手記は2004年12月にニューヨークのサザビーズに再登場し、2009年にもボンハムで出品され、その後今回のボンハムで売却された形だ。


via:dailymaillivescienceなど、translated hiroching


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