株式会社ストラテジックキャピタルが蝶理株式会社への株主提案提出を公表 (2/3ページ)
② 剰余金の配当
上記の定款変更を踏まえ、普通株式1株当たり、平成28年3月期の連結当期純利益の金額(ただし、小数点第一位以下を切り捨てた金額)を配当する。
当社予想通りの連結当期純利益になれば、1株当たり配当額は179円になります。
2. 提案の理由
① 定款変更の件
現在、当社の剰余金の配当等は、取締役会の決議によって決定されることとなっています。これは、取締役会が剰余金の配当等について株主の利益を反映した適切な決定を行うことを前提とした制度ですが、当社は十分に高い自己資本比率を維持できる自己資本を有し、かつ、現金および現金同等物ならびに投資有価証券等を豊富に保有しているにもかかわらず、その配当は数年にわたり当期純利益の20%前後にとどまり、株主の利益を反映した適切な決定を行ってきたとはいえません。
当社の株主の利益のためには、剰余金の配当等の決定権は株主総会に戻すべきです。
②期末配当について
当社の平成28年3月期第3四半期決算短信によれば、平成27年12月31日現在の四半期連結貸借対照表上、有利子負債は約42億円に過ぎません。一方、保有する現預金は約84億円、関係会社預け金は約10億円です。
また、当社は、平成27年3月末現在で投資有価証券として約68億円(平成28年3月23日公表の売却済の投資有価証券を控除すると約52億円)を保有していますが、これらの内の多くが政策保有株式です。平成27年6月から「コーポレートガバナンス・コード」が施行されていることもあり、同コードに適合しない政策保有株式は売却するべきでしょう。この売却により得られた資金を今後の新規事業の開発やM&A等に充当し、さらに株主還元にも活用することが可能です。
平成27年12月31日現在で、当社の純資産(連結)は約429億円(1株当たり約1,754円)、予想当期純利益(連結)は44億円(1株当たり179円)です。この場合、自己資本利益率(ROE)は約10.3%であり、一方、当社が平成28年1月26日に公表した1株当たり年間配当36円を前提とすると、自己資本配当率は約2.1%、配当性向は20.1%です。