ステレオタイプの決めつけはNG!? 「愚かな先入観」を捨てた方がいい3つの理由
「あの人、B型だからマイペースだ」「AB型だから二面性がある」と、血液型で相手を判断したり「あの人、大阪出身だから」「東京の人だから」「田舎の人だから」と出身地で先入観を持ったり、「乙女座だから」「おうし座だから」と星座で見たり、とかく人は“一定の枠組み”で捉えることが好きです。
子育てでも「男の子だから、女の子だから、一人っ子だから、末っ子だから」と型にはめたり、固定観念で子どもを見たりします。でも、子どもは個性を持った“一人の人間”です。
そこで今回は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が、“愚かな先入観を捨てた方がいい理由”についてお話します。
■「男の子だから、女の子だから」という先入観が子どもを苦しめる
ちまたには“男の子の育て方”、“女の子の育て方”の本が溢れています。
そこには「ママにとって異性である男の子は、捉えどころのない生物、走り回り、電車やミニカー、恐竜に没頭するのが理解できない、だから宇宙人だと思いましょう」と書いてあったりします。確かにママは女性なので、男児を育てるのは難しい面もあるので、このような本も参考になります。
でも、じっとしているタイプの男の子もいれば、電車や恐竜ではなく、ままごとや料理に興味関心の強い男の子もいます。そんな子を持つママは、おとなしい引っ込み思案なわが子に、先述の本を読んだことで「男の子らしくない」と枠組みをはめて深く悩んだりします。
更に、心と身体の性が一致しない“セクシャル・マイノリティー(性的少数者・トランスジェンダー)の子どもも存在します。男の子なのにスカートを履きたがり“君付け”されることを嫌がったり。
これらの子ども達は“男”か“女”という2つの枠組みしかない世の中では、とても息苦しい生活を送ることになります。
■一人っ子だから「わがまま」と決めつけるのは間違い
「一人っ子だから好きな玩具をいつでも自由に使え、好きなお菓子を選ぶことができる。」
確かに兄弟姉妹が大勢いる子よりも、わがままが通りやすい環境です。
でも「一人っ子だからわがまま、競争心がない、協調性がない」と決めつけてしまうのはちょっと違います。
3歳になれば大多数の子が、幼稚園や保育園でその他大勢の異年齢集団の中で一日の大半を過ごす訳ですから、兄弟姉妹がいないとしても、その役割は環境が十分カバーしてくれます。
■発達障害だから「いい子」だという決めつけも危険
「あの子は自閉症だからこだわりが強い」、「ダウン症だからとても優しい、愛嬌がある」など障害別に個性を決めつけることも極めて危険です。
障害があっても一人の人間、育った環境でずいぶん性格は変わってきます。こだわりも千差万別、新しい環境に直ぐに馴染める自閉症児もいれば、人に関わりたくて仕方がない自閉症児もいます。意地悪をするダウン症児もいます。
そのため、障害児だからと無闇に特別扱いすることなく、良いことは良い、悪いことは悪いと、素直かつ真摯に接してあげることが重要です。親の子育ての仕方が、その人そのものを形づくっていくからです。
これは親だけでなく、周囲の人も同じことがいえます。
いかがでしたか?
一定の拠り所となりそうな根拠、枠組みに身を置くと安心感が得られますが、ステレオタイプの決めつけは禁物です。
兄弟姉妹いようと、一人っ子だろうと、男の子だから、女の子だから、という枠組みによる先入観を持たないことも大切。
一人の人間として向き合い、しつけ、教育をしていきましょうね。
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【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』