ネット動画で1千万円超を稼ぐ"子どもユーチューバー"に賛否の嵐 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 放送終了後、キッズユーチューバーの存在に驚きを隠せない視聴者からは「面白かったです」と興味を示す声の他、「親のお金稼ぎ目的ではないか」「大人になったときの最高の黒歴史」などと非難が吹き荒れた。

「本人が自分の意志で活動しているならまだしも、親の意志が強い場合はやや困りものですね。幼い頃から子役やモデルとして活躍する子どもたちに通じるものを感じます。過去に子役だったある子は、忙しいときはゴハンも食べる暇もないほどスケジュールがぎっちり埋められていて、ちょっと気の毒でした」(芸能関係者)

 しかしながら、キッズユーチューバーに非難が出ている裏で、人気があるのも事実だ。がっちゃんの公式YouTubeページは24万4千以上のユーザーが登録し、時には1動画で300万オーバーの再生数を記録している。大人でもなかなかできることではない。

「NikonやCanonの最新一眼カメラが4K画質の動画機能を搭載した昨今、一般の方でもテレビに負けない高画質の動画が撮れる環境になってきました。また動画の編集ソフトも安く手に入りますし、やる気とアイデアさえあれば多くの視聴者を獲得できる可能性があります。とはいえテレビの映像編集に比べれば、チープな出来が目立つのはたしか。そんなチープに見える動画のコンテンツで何百万円、何千万円と大金を稼ぐ姿を傍から見れば、Web上でラクに金儲けをしていると反感をもつ人が出ても不思議ではありません」(Web業界関係者)

 子どもがユーチューバーを夢見るならサポートするのも一つの手。しかし親が私利私欲に走らないようにご注意を。きっと親の見苦しい姿が子どもの黒歴史になってしまう。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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