藤原紀香、西内まりや、安藤美姫…熊本地震めぐり評価を落とした芸能人

デイリーニュースオンライン

Photo by Maxime Raphael
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 4月14日夜に熊本一帯で震度6以上の地震が起きて以来、自衛隊が救助に奔走し、各所で必死の支援活動などが実施されている。そんな中、ネット上で発信力の強い著名人も続々と支援や関連情報の共有を行なっているものの、一部芸能人たちの言動が「不謹慎だ」と批判を受けている。

■紀香は「火の国」発言、西内は自撮り&ハートマーク

 まず批判を受けたのは、歌舞伎俳優の片岡愛之助(44)と結婚し、梨園の妻になったばかりの藤原紀香(44)。16日に自身のブログ「氣愛と喜愛で♪ノリノリノリカ」にて、「どうかこれ以上、被害が広がりませんように。そして火の国の神様、どうかどうかもうやめてください。お願いします」などとコメント(19日現在は削除済み)。「火の国」というワードが猛バッシングにさらされた。

 モデルでタレントの西内まりや(22)は16日、Twitterで総務省消防庁のサイトから引用した「非常時に必要な物一覧」の画像をアップ。同ツイートで西内は、画像の左側に自撮り画像を掲載し、加えて文章末尾にハートマークを使用。「売名行為にも見える」と指摘された。西内はその後、同ツイートを削除して謝罪している。

 また元フィギュアスケート選手の安藤美姫(28)。15日に、誕生日を迎えた恋人のハビエル・フェルナンデス選手(25)とのツーショット写真をTwitterへアップ。幸せいっぱいの笑顔だけならまだしも、イカスミを食べてまっ黒になったベロを出した写真が、一部で反感を買っている。

「本人たちに悪気はないと思います。ただ、この状況で自己顕示欲を垣間見せる言動を行なうことが癇に障ってしまったのかもしれません。過剰に自粛する必要はありませんが、震災を意識した控えめな言動は求められるでしょう」(報道関係者)

 2011年3月の東日本大震災の時も、一部芸能人の行動が取り沙汰された。 

 当時、伊藤リオンらとの暴行事件で謹慎処分を受けていた市川海老蔵(38)は、放射線汚染の圏内と言われた東京から一家で福岡に移動。現地でミネラルウォーターを大量購入したと報じられた。

 “おバカタレント”の上地雄輔(37)は支援と称して募金を呼びかけるも、月額315円かかるサイト入会料を暗に要求する形に。巷で「義援金商法」と揶揄されて炎上した。今回の熊本地震では15日、ブログで被災者に向けて「熊本九州負けちゃダメだよ1人じゃねーんだから」と縦読みメッセージを送っている。

「東北の震災のときは放射能の汚染問題もあり、東京住まいの芸能人たちが保身に走る姿が多く見受けられました。今回は九州地方であるため随分落ち着いたもの。油断して不謹慎な言動をしないようにだけ注意してほしいですね」(前出・関係者)

 熊本一帯では今なお余震が続き、眠れない日々を過ごす人も多い。食料や支援物資もまだ行き届いていない状況だ。自身に被害が及ばないとしても、平和ボケの言動はほどほどに。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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