数字で考えると見えてくる「私達が本当にすべき被災地支援の形」 (2/3ページ)

Suzie(スージー)

もし、被災しなかった地域Bの住人が全員、通常の経済活動を放棄し、「支援」という名のもとに地域Aに出向いてしまったら、どういうことが起こるでしょう?

ご覧のとおり、この100人が生み出すお金は激減します。

地域A:[住民が使う金額]¥50×[住民の数]100=¥5,000

地域B:[住民が使う金額]¥200×[住民の数]0=¥0

合計¥5,000

そうではなく、大切なのは、地域Bの住人はこれまでどおりの経済活動を行い、そしてちょっとだけ被災地のためにお金を使うことなのです。

■経済活動で支援をすべき理由

現地の名産品や農作物を買うもよし、支援金でもよいでしょう。このモデルでいえば、90人がたった10円でもそのような消費をすれば、被災した地域Aのために生み出されたお金は500円と900円の合計1,400円。

地域Aに生まれたお金は被災するより以前より増え、この100人全員で生み出したお金も増えているのです。

地域A(Aのための消費):[住民が使う金額]¥50×[住民の数]10=¥500

地域B(Aのための消費):[住民が使う金額]¥10×[住民の数]90=¥900

地域B(いつもどおりの消費):[住民が使う金額]¥200×[住民の数]90=¥18,000

合計¥19,400

いつもどおりの経済活動+ほんの少しの気持ち。

これが、私の考える「支援」です。

繰り返しになりますが、「気持ち」だけでは復興はできません。お金がなければ復興は不可能なのです。私たちはみんなで協力して、被災地のためにたくさんお金をつくるべきです。

このテーマに対してはいろんな考え方があり、立場や環境によって正解は異なるでしょう。

しかし、刹那的な感情だけで突っ走るのではなく、ほんの少しでいいからこのように数学的に考えてみたうえで、ご自身がすべき「支援」をされてはいかがでしょうか。

余談ですが、私は東京の銀座にある熊本産のアンテナショップ、銀座熊本館に足を運びました。

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