GACKT、熊本支援のゲリラライブ開催もいまだに消えぬ”黒い疑惑” (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■詐欺疑惑の発端となった募金活動

 同基金は、口座に集まった約2億1000万円を日本赤十字社に寄付している。だがスタート当初、寄付金の振込先をなぜか民間企業の口座にしていたことで異論が噴出する。その件に関しては、「基金の専用口座が開設できるまでの間、親交のあった同社が厚意で口座を貸してくれた」と説明されているが、ネット上などでは「怪しい」という声をが上がり話題に。ただ、それ以上に疑いの目が向けられたのは、全国130カ所で集められた街頭募金の行く末だと関係者は語る。

「発表によると約2500万円が集まったとされていますが、一部関係者の話ではもっと集まったのではと噂されているんです。GACKTは、過去に自宅や関連各所に東京国税局による強制調査を受けている。こうした噂が立つのも不思議ではありません」(芸能関係者)

 2014年、GACKTのファンクラブを運営した会社が約5,800万円を脱税したとして、取締役ら3人が逮捕されている。外注費の水増しなどで、10年9月期までの2年間で計約1億9,500万円の所得を隠ぺい。法人税計約5,800万円を免れるなどした疑いだった。GACKTは関係していないまでも、こうした事件がお金に汚いイメージを生んでいるのは事実だろう。

「今回の売り上げも本当に被災地に届くのかと疑う声も少なくはありません。ただ今回は企業との連携なので安心。自身のイメージアップにも繋げ、クリーンな印象を植え付けるために企業とのコラボレーションを選択したのかもしれません」(前出・芸能関係者)

 GACKTの心意気が、復興に繋がることを期待したい。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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