DNO  > 海外

 > 北朝鮮、外貨稼ぎの切り札

 > 2ページ目

北朝鮮、外貨稼ぎの切り札 (2/2ページ)

デイリーNKジャパン

この時期、リンゴを満載したトラックが新義州(シニジュ)税関から出てくると、卸売り業を営むドンジュ(金主、新興富裕層)たちに取り囲まれる。貿易会社は、その場でドンジュに売り払うのだ。

貿易会社は、80~100人民元(約1350~1690円)で買い付けたリンゴ1箱(25キロ)を、120~150元(約2020~2530円)で販売。一度に輸入する量は70トンで、おおよその粗利は11万2000~14万人民元(約189万~236万円)になる。

丹東郊外の卸売市場で買い付けたとすると、トラックで数キロの距離を運ぶだけなので、輸送コストも抑えられる。

リンゴを買い付けたドンジュは、倍の値段で市場の商人に卸す。消費者の手に渡るときには、元の価格の3倍ほどになっているが、貧しい庶民でも1~2個ぐらいなら購入できる。

北朝鮮当局は、毒入りリンゴを使った殺人事件を理由に、中国産リンゴの輸入を禁止していたが、外貨不足と商売の波には勝てず、なし崩し的に撤廃となったようだ。

「北朝鮮、外貨稼ぎの切り札」のページです。デイリーニュースオンラインは、デイリーNKコスト地下経済ニュース金正恩海外などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る