今こそ振り返りたい、「いすゞ」のクルマたち~コンパクトカー編~ (3/3ページ)
発売当初は、初代と併売されていたため駆動方式から「FFジェミニ」とも呼ばれていました。
この型のジェミニといえば、アクロバティックなテレビCMを思い浮かべる方も多いでしょう。CMを手がけたのは、映画「007」シリーズのカースタントを担当したレミー・ジュリアン・アクションチームでした。
欧州テイストあふれるモデルが生み出されたのもこの代からで、オペルのチューニングメーカーであるイルムシャー社の名を冠した「イルムシャー」や、ロータスによるサスペンションチューンを施した「ハンドリング・バイ・ロータス」などがラインナップされました。
3代目は現在日産のCCOを務める中村史郎氏によってデザインされましたが、販売面では振るわず。4代目からはホンダ・ドマーニをベースとしたOEM車となりました。
いすゞのコンパクトカーの歴史を振り返ってみましたが、いすゞという自動車メーカーは常にチャレンジ精神にあふれ、技術者主導でクルマづくりを進めている会社なのだということが伝わってきます。
また、ノックダウン生産からクルマづくりを始めたという点は、日本の乗用車生産の歴史そのままです。すなわち、いすゞ乗用車の歴史は日本の乗用車の歴史と言っても過言ではありません。
次回はいすゞの上級モデルやスポーツモデル、SUVの歴史を振り返っていきます。