フジテレビの新ドラマが軒並み低迷で高まる”往年の名作”再放送論

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フジテレビの新ドラマが軒並み低迷で高まる”往年の名作”再放送論
フジテレビの新ドラマが軒並み低迷で高まる”往年の名作”再放送論

 4月も下旬に差しかかり、各局の4月期の最新ドラマがほぼ出揃った。そんな中、新ドラマが軒並み1ケタ台を記録している絶不調のフジテレビに対し、視聴者が過去の名作ドラマの再放送を期待する皮肉な状況が生まれている。

■新ドラマは軒並み1ケタの大不調

 汚名挽回を果たすべく、様々なキャストを起用したフジテレビ。21日に放送された松下奈緒(31)主演のドラマ「早子先生、結婚するって本当ですか?」(フジテレビ系、以下同)は、平均視聴率6.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)であることが明らかになった。

 今期のフジのドラマは、結局どれも不調。「僕のヤバイ妻」の初回は8.3%、「OUR HOUSE」の初回は4.8%を記録。福山雅治(47)を起用した月9枠の「ラヴソング」は初回こそ2ケタの10.6%をマークしたものの、第2話で9.1%に転落している。

 22日の定例社長会見でフジの亀山千広社長(59)は、「ラヴソング」の不調について「激戦区、裏の番組に食われたのかなという悔しさと、ちゃんと見るべき人は見てくれているのかなという安心感はある。世帯視聴率ではとってほしかったという気持ちはあります」と言及。「OUR HOUSE」の大不振は「ドラマとしては胸を借りる枠」「視聴習慣のみならず、話題づくり、見てみたいと思わせる、後方支援があってしかるべきだった」などと語っている。

「局のトップが言い訳のオンパレードで呆れるばかり。外部ばかりに原因を求めるようでは、10%越えのドラマを作っているTBSやテレビ朝日、日本テレビにはいつまで経っても追いつけません」(報道関係者)

 一方、関西テレビのドラマ再放送枠で現在、ドラマ「のだめカンタービレ」を放送中。こちらはNHKの朝ドラ「あさが来た」で新二郎を演じた玉木宏(36)も出演しているだけあって、視聴者から好評だ。

 そんな状況を鑑みてか、ドラマ再放送の声が出始めている。往年のドラマファンが「(フジは)昔のドラマ、再放送してくれないかな〜視聴率UPすると思う」「(フジのドラマ放送枠で)『北の国から』を再放送したほうがよっぽど数字取れる」と、まるで“新しいドラマは作らなくていいよ”と暗に皮肉るコメントが少なくないのだ。

 中でも巷で挙がっている代表的な作品は、「ひとつ屋根の下」「101回目のプロポーズ」「踊る大捜査線」「ロングバケーション」「北の国から」「古畑任三郎」シリーズなど。フジテレビの代表作がズラリと並んだ。

「フジは今春から15時間の生番組を展開中です。その分、ドラマの再放送枠がつぶされた格好ですから、余計に過去のドラマを求める思いが強くなってきているようです」(前出・関係者)

 おまけに新ドラマがどれも不調。いっそのことドラマ枠で名ドラマを再放送してくれという声が出るのも自然なことか。強烈な皮肉に対抗する術はフジにまだ残されているのだろうか……?

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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