一歩間違えると険悪な兄弟関係に…! 敏感な「上の子」を上手に満たす3つのルール
きょうだいは親が子どもにあげられる最高のプレゼントの一つだと思います。ですが、一歩間違えると険悪なきょうだい関係になってしまうことも……。きょうだいがどういった関係を築くかはほとんど親の対応にかかっていると思います。
今回は子育てアドバイザーであり四児の母である筆者が、“きょうだいを仲良く育てるコツ”をお伝えします。
■きょうだい不平等?
一番上の子は当然ながら、親の愛を100%一身に受けて誕生します。そして二番目は兄弟がいるため一人にかけられる興味や関心が50%ほど、三番目はさらに33%と、きょうだいが多くなるにつれて、等分されていくかもしれません。
愛と関心は等分に配分されるものの、その印象は生まれ順によって全く異なります。第一子は1だったものが二分の一に、第二子は最初から半分が100%だと思っているのです。
親の関心が減る率が高い第一子は、やはり「自分が一番割を食っている」と思いがち。ですから親は、第一子をに気にかけた方がよいでしょう。
■仲の良い兄弟がしていること
余裕の無いときに人は優しくなれないものですよね。ママだって忙しくて余裕の無い時には子どもにイライラしてあたりがちになるかと思います。優しさや愛情は、自分が満たされているときに他人に分けてあげられやすいです。小さな子どもなら、なおのこと。
ですから、上の子と下の子を仲良く育てたいと思ったら、まず“上の子を満たす”ことが先決です。下の子は無条件に上の子を慕うもの。仲の良いきょうだいは、上の子が下の子に“愛を分けられるかどうか”にあります。
■上の子を上手に満たすコツ3つ
(1)下の子が泣いてるときは、まず上の子にお伺いを立てる
下の子が泣いているときには、無条件に身体が反応するのが母親です。ですが一歩踏みとどまって、上の子に聞いてみてください。「赤ちゃん、泣いてるね、どうしたのかな?」
それに対して「抱っこしてほしいのかな~」「オムツかな?」などのアイディアが出てきたら、「そうだね、きっと。じゃあ、そうしてみようか」とアドバイスに従ってくださいね。もしいつもは無理なら、出来るときに。
(2)下の子に向かって、上の子を褒める
「お兄ちゃんはすごいなあ、あんなにジャンプ出来るんだって!」「お姉ちゃんは、絵を描くのが大好きなんだよ、大きくなったら教えてもらえるねえ」などの“承認”のことばを、下の子に向かって、上の子が聞こえるようにかけてみてください。
きっと誇らしい気持ちになった上の子は、優しい気持ちになるでしょう。
(3)下の子の自我が芽生えたら、上の子を頭ごなしに叱らない
まだ下の子が赤ちゃんのときは、上の子がお兄さん/お姉さん風を吹かせて弟妹を可愛がるのは、それほど難しくないことです。でも「自分でやりたい!」という自我が下の子に芽生えた2~3歳頃になるときょうだいケンカが頻発します。
そんなときは大らかに見守って、その子達なりの関係性が出来上がるのをしばらく見守りましょう。しない方がいいのは、上の子を頭ごなしに叱ることです。とたんに上の子は下の子を敵視するようになってしまいます。
いかがでしたか。
きょうだいは平等には育てられません。なぜなら、産まれた時点でスタートが異なるからです。まずは兄姉の愛情タンクをいっぱにして、溢れた愛の恩恵が弟妹に注ぐように、親が心がけてくださいね。
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※ Oksana Kuzmina / shutterstock
【著者略歴】
※ mica・・・夫・姑・4人の子と共にシンガポール在住の子育てアドバイザー。暮らしニスタ、コラムラテ、阪急電鉄ブログでもコラムを執筆中。著者ブログにて、記事の裏話を更新しています!執筆依頼はブログよりどうぞ。