ママ友の子どもを呼び捨てOK?人間関係を悪化させない「呼び方」使い分けルール
保育園など出会ったママ同士、仲良くなってくるとよその子に対して親しみを持って「ゆうま」「ありさ」なんてつい呼び捨てにすることってありませんか? でも、中には笑顔をみせつつも実は心の中では違和感を感じている相手もおり、その後のママ友関係を揺るがしかねないこともあるのです。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が“ママ友間の付き合い方と子どもの呼び捨て”についてお話します。
■他人の子と自分の子どもの違い
親がわが子に向かって「りさこ!」と呼び捨てするのはいいのですが、いくら親しいからといってママ友から「りさこ!」と呼び捨てされると少し違和感を覚えたり、不愉快に感じたりする人は少なくないようです。
更に親がわが子に“ちゃん”付け、“くん”付けしていた場合、赤の他人から呼捨てされたら不快感を持つ人もいます。やはり、よそ様の子、親しくても他人の子どもには「りさこちゃん」「りっちゃん」と呼ぶのが無難かもしれませんね。
■先生が呼び捨てにするのはアリ?
幼稚園や保育園の先生が園児に対して「りさこ!」と呼び捨てをしているケースもあります。これも少し気分が悪いですね。 “自分の子のように可愛がってくれている愛情の証“と感じる人もいる一方、先生から言われても馴れ馴れしくて嫌な思いをしている親御さんもいます。
あるママが1歳の息子を初めて保育園に預けた時、保育士が「今日、けんたろうさんは、よくご飯を召し上がって熟睡なさっていました」という言い方をされて驚きました。ちょっと馬鹿丁寧過ぎる言葉遣いですが、何だか“わが子に敬意を払われて一人前の人間扱いされている”と逆に感動してしまったそうです。
これは極端な例ですが、少なくとも「今日、けんたろう君は良くご飯を食べて熟睡していました」と“さん付け・くん付け”が適切でしょう。これならば「ああ大事に扱ってもらっているんだなあ」と嬉しく感じるものです
■「お母さん」と呼ばせている家庭への配慮
子どもに幼児語を使わせない方針で幼い頃からママ、パパではなく「お母さん、お父さん」と呼ばせている家庭もあります。ですが、ママ友間で「○○ちゃんママ~」と呼び合っていると、それに無理して合わせている人もいるかもしれません。
もし子どもに“お母さん”と呼ばせている人がいたら、「○○君、お母さんにこれ渡しておいてくれる」「○○ちゃん、お母さんを呼んできて」と使い分けて言う配慮も必要かもしれませんね。
■見た目で世代が違うママへの呼び方は?
明らかに年齢が上のママ友、20代のママが45歳の子どもが3人いるベテランママに“○○ママ”はどうでしょう?
でも、自分だけ丁寧語「ランチ行く?」ではなく「○○さんのお母さんはランチ行きますか」と言われて疎外感を味わっている人もいるかもしれません。こういう場合は実に難しい線引きですよね。
その人がキャピキャピしていてみんなの中に積極的に交わるタイプだったらいいのですが、一線を引いているようだったら○○ママは失礼かもしれません。雰囲気、態度、空気で察しましょう。
いかがでしたか。
応用編として、子どもにやっていい事、悪いことをしっかり伝えたい時は名前の呼び方も先生のように「タナカケンジ君、今、お母さんが何をしてほしいかわかる?『お片付けしなさい』と何度も言っているよね?」と言ってみましょう。
下の名前だけでなくフルネームを使い、自分のこともママではなく“お母さん”と改まって呼びます。声のトーン、スピードも変えましょう。これだけで多くを語らなくても子どもには伝わるものです。
子どもの呼び方、場や相手に応じて変えていく工夫をしましょうね。
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【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』