ナダルが錦織を倒して2週連続優勝を果たす [バルセロナ・オープン・バンコサバデル]
スペイン・バルセロナで開催された「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(ATP500/4月18~24日/賞金総額215万2690ユーロ/クレーコート)。
日曜日に行われた決勝で、ラファエル・ナダル(スペイン)がディフェンディング・チャンピオンの錦織圭(日清食品)を6-4 7-5で下して優勝した。ナダルはこれでギジェルモ・ビラス(アルゼンチン)に並んでクレーコートで最多となる49度目のタイトルを獲得した。
ナダルは前週のモンテカルロのマスターズ大会に続いて2つ目のタイトルで、14度のグランドスラム優勝を誇る彼の調子が全仏オープンを間近にして得意のクレーコートで戻ってきている。
上位2シード選手同士の決勝はエンターテインメント性に溢れたものとになった。ナダルはより強いプレッシャーのかかる場面での強さを証明した。ナダルは第1セットでは8度あったブレークのピンチを7度しのぎ、2度のチャンスを生かしてセットを奪って先行した。
素晴らしいラリーが展開された試合でナダルは錦織を上回るプレーを見せ、第2セットでは大事な場面での強さを見せた。ナダルは101回目の決勝進出で69回目のタイトル獲得だ。
「世界6位の選手との対戦だった。もし、自分のベストのプレーができなければ、試合には勝てなかった」とナダルは話している。
「今日はサービスがよかったし、自分としてもいいプレーができていたと思う。第2セットではいくつかチャンスを逃したし、最後も接戦だった。でも、僕は最後までメンタルを強くもってプレーできた」
「これは本当に特別なことだ。また繰り返されるものかどうかはわからないけどね」とナダルは記録について話す。「僕でもできたということは、(記録に並ぶ、あるいは破ることも)可能なんだろうと思う。でも、本当に難しいことだよ。僕はこの大会で9つのタイトルを獲った。クレーコートのすごくタフな大会の中で、たくさんのタイトルを獲ってきた。バルセロナの大会を“グループ・ナイン”のうちの一つに入れられたことに、とても満足しているよ」とナダルは話している。
昨年の大会では3回戦でファビオ・フォニーニ(イタリア)に敗れていたナダル。彼は自分のふがいないフォアハンドを責めていたが、一年経った今ではナダルのパワーが戻ってきているようだ。強力なナダルのフォアハンドは、本当に厳しいときに錦織の脇を抜けていっていた。
お互いにベストの状態に近い試合だった。両者ともにトップ10選手で、サービスゲームでも息の抜けない展開の試合だった。
第1セット3-3の場面では、錦織が3本のブレークポイントを握っていた。だが、ナダルは5連続でポイントを奪い返してそれをすべてしのいだ。
ナダルは2度目のブレークで第1セットを奪ったが、それはナダルのショットがネットにかかって方向がズレて入ったショットだった。
第2セット最初のナダルのサービスゲームでは、錦織が0-40からブレークを奪い、素早く試合を立て直した。
ナダルも激しいプレーで応えた。2度の素晴らしいラリーを奪ったナダルがブレークバックに成功した。
錦織もナダルが誤ってボールを見送った場面などを生かし、さらにドロップショットを決めるなどしてブレークを奪い返して4-3とした。
錦織はチャンピオンシップ・ポイントを迎えていた場面でもリスキーなドロップショットでしのぎ、5-5と追いすがった。だが、ナダルは2ゲームを連取して優勝を決めた。最後は錦織の打ったボールがネットにかかっての結末だった。(C)AP