子どもが自分の存在価値になってるママはキケン!親子共依存関係の「母子カプセル」になる!?
子どもが生まれると我が子中心の生活になります。でも、いつも子どもが優先で、ママのしたいことを後回しにするのはどうなんでしょうか。
今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子がお話します。
■たまにはママが「見栄えの良いほう」を選んで!
子どもと外出、アイスクリームスタンドで自分と子どもの分のソフトクリームを注文します。微妙に量が違うソフトクリーム。
たいていは形の綺麗な方、大きく立派な方を子どもに渡すママが多いですが、たまには見栄えの良いほうを親が食べてしまいましょう。
甘やかしているつもりはないかもしれませんが、毎回毎回、子どもを王子様やお姫様にするのはよくありませんよ。
■自己犠牲すると子どもへの「要求度」が高くなる
では、なぜそのような対応が良くないのでしょうか?
一生懸命子育てする中で、やりたいこともすべて我慢して子どものために尽くすママ。そんなとき、子どもが親の思い通りに育っていないと、ついこんなことを思ってしまう人もいます。
「続けたかった仕事も妊娠したことで辞めてしまった。一生懸命育てているのに期待通りに育っていない。すべてを犠牲にしてきたのに」
自己犠牲をしたことで、子どもへの“要求度”が高くなってしまったケースです。これでは子どもを苦しめてしまうばかり。
どんなに一生懸命育てても、子どもは親の思う通りには育ちません。それが“子育て”というものです。
■「ママのための子育て」になってない?
更に“子どもがよく育つこと=親としての評価”、“ママとしての出来栄え”、“子育てを通して自己実現”、“わが子は親の作品”となっていくと、思い通り育たたない子どもを見て、自分と子どもの両者を責める気持ちに変わってきてしまう危険があります。
「あなたのことを思って」と言いながら“ママのための子育て”に陥っていませんか。
周りから自分がどう評価されるかではなく、“子どものためにどうか”の視点を持ちましょう。
■「空の巣症候群」がもたらす過保護・過干渉のリスク
“子どもの世話を焼くこと=自分の存在価値”になっていると、子どもが成長していくのがなんとなく寂しい“空の巣症候群”になる危険があります。
「まだまだ手のかかる赤ちゃんでいて」の気持ちがどこかにあり、子どもが自分でやりたがっているのに、ママが先回りして口や手を出す“過保護・過干渉”に陥ることもあります。
■当たり前になってしまう怖さのある「親子共依存(母子カプセル)」
親が子どもを育てることのみが生き甲斐になるのと同時に、子どもも親の手を煩わせることが自分の存在価値になってしまうことがあります。
これって“親子共依存(母子カプセル)”状態
アルコール依存症の夫が治らない最大の原因は妻。ダメ夫の世話をやくことが妻自身の存在価値になり「一杯だけ」と飲ませてしまうのと、とても似ています。“親子共依存関係”です。
その関係性が当たり前になっている状態が依存状態の怖いところ、親子が互いに“苦しむ”ことに気づけない分、要注意です。
いかがでしたか?
子ども中心の生活になるのはどの家庭も同じです。
でも子どものためにすべて犠牲にしたり、子どもばかりを優先することは、必ずしも両者にとって良いことにはなりませんよ。
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※ pikselstock / Shutterstock
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』