なぜヤフーはインターネット歴史テストをつくったのか? 超会議では巨大壁画
4月29日(金・祝)、4月30日(土)にかけて、幕張メッセで開催されている「ニコニコ超会議2016」の現場を特集しています。
ブースナンバー「HALL3-58」は、Yahoo! JAPANが出展する「ヤフヤフ学園」。学校の教室を模したセットで、足を踏み入れてまず驚くのはブースいっぱいに広がる超巨大壁画です。
文・写真 松本塩梅
壁画のサイズに合わせてブースをつくったら大きくなっちゃった
Yahoo! JAPAN20周年を記念して制作され、ウェブで公開されるとたちまち話題となった、インターネットの歴史を一枚の絵巻物に仕立てた『History of the Internet ~インターネットの歴史〜』を印刷して展示。
描き込みがよくわかる高精細な印刷で、細かな部分まで見ていくと丸一日が終わってしまいそうな情報量。自分の生まれ歳を見るもよし、「あの時ってこんなサービス流行ってたよね」と思い出に浸るも良し。
Yahoo! JAPANのブース担当者によれば「なかなか披露する場がなくて、ニコニコ超会議のような大きなイベントでお見せできて良かったです。この壁画のための、このブースの長さです!」と、実は壁画ありきの設計なのだとか。
ブース内のスタッフも、Yahoo! JAPANカラーともいえる「赤い髪のボブカット」「赤いジャージ」でおそろいです。社員の情熱と気合いがすごい。
ニコニコ超会議も、しっかり絵巻物に描かれていました。残念ながら、KAI-YOU.netはまだ載っていなかった……30周年で更新される(?)時には、しっかり2013年3月15日のリリース記念日を刻んでいきたい所存!
制作者すら満点が取れないガチすぎるネット歴史テストに挑戦!
ブース内では、出展に先駆けて配信された『ヤフヤフ学園』の映像が流れていました。M.S.S Project、蛇足、ドグマ風見、まなこ(Q'ulle)、いとくとら(Q'ulle)、せらみかる、百花繚乱、ひげおやじなど、ニコニコ動画で人気の「〜てみた」勢が出演した本番組。今回の教室風ブースは、この配信番組に合わせてつくられたものだそう。
【ニコニコ動画】【ヤフヤフ学園】オープニング動画
出演者が番組内で解答した『インターネットの歴史テスト』から抜粋した問題にも挑戦できます。たとえば、こんな問題。
問題
人名を答えなさい。1995年3月13日、日本最初の公式サイトを開設したミュージシャンは( )である。
問題
説明文を完成させない。2009年に( )の有料サービスが開始され、その後の屋外放送や車載放送など、屋外配信の発展につながった。
……など、他にも4択問題や記述問題もあり、たしかに本格的な歴史テストになっています。この問題集をつくった意図をうかがいました。
Yahoo! JAPANブース担当者さん Yahoo! JAPAN20周年を記念して絵巻物をつくりましたが、20年前にはまだ生まれていないようなインターネットユーザーさんも今はたくさんいらっしゃいます。そこで、学校で勉強するような歴史のテストにすれば、みなさんも受け入れやすいのではないかと考えました。
そこで、『ヤフヤフ学園』では、普段だったら共演しないような「歌ってみた」「踊ってみた」で人気の方をキャスティングして、つくっている私たちも全問正解が難しいような本気の問題を解いてもらいました。絵巻物に描かれた約1000項目から、「インターネットの世界で活動するなら最低限知っていないと恥ずかしい問題」を抽出したつもりです。
たとえば、「UQ WiMAXが出て、ポータブル機器のインターネット常時接続ができるようになった」という歴史があるからこそ、今では車載放送や外からの生中継ができるわけです。だからこそ「知っていないとね!」というコンセプトです。
ヤフヤフ学園の生徒になって記念撮影できます
配信番組では出演者の解答を答え合わせし、いちばん残念な感じの生徒をあぶり出していきました。公式サイトではアーカイブ放送が閲覧でき、簡易版のテストも受けられるので、挑戦してみると面白い発見もあるでしょう。
また、ブースではYahoo! JAPANがリリースしているさまざまなアプリをダウンロードしてスタッフに提示することで、ヤフヤフ学園のオリジナルグッズをプレゼント中。アプリ10個をダウンロードをして歴史テストにも挑戦すると、グッズだけでなくヤフヤフ学園のオリジナルジャージ応募券もゲットできます。
ちなみに、ジャージはブース内で撮影用のものが置かれているので、羽織ってみることも。番組出演者のパネルと一緒に記念撮影もできます。