大勢が決まっても…。日本代表2016年初陣、接点の「選考会」に迫る。 (2/2ページ)
すぐに右大外へ展開し、WTB山下の再びのスコアをおぜん立てした。この午後、身長183センチ、体重110キロの背番号8は、持ち前の突破力でも魅せた。もっとも今後の課題は、「早く守備に戻る」など地味な領域を挙げる。
この日は接点で球を触る人へ厳しいレフリングの傾向を鑑み、後半からは働きかけを自重した。密集で相手の持つボールに手をかけるより、密集そのものへの衝突を重んじた。
NO8タタフが「無駄に入ったら、(その後の)守備の人数が減る」と心を決めた後半22分頃、自陣22メートル線あたりのラックでFL安藤が身長181センチ、体重96キロの身体をぶち当てる。
相手の攻めが鈍ると、LO谷田部洸太郎のタックルとLO宇佐美和彦のセービングが危機を防いだ。
6月、サンウルブズのマーク・ハメットがHC代行を務めるジャパンがスコットランド代表などと戦う。
ここではベストメンバーの編成が求められ、FL、NO8の位置には海外のキャリア組が揃う可能性もある。
大勢の決まった試合の接点だって、重要な「選考会」だ。
(文:向 風見也)