旅の全てが宝物に! 『Red Bull Can You Make It?』に出場した慶應大チームの『TOKYO WINGS』に話を聞いてみた!

2016年4月12日から19日にかけて、『Red Bull Can You Make It?』というイベントが開催されました。これはレッドブル・エナジードリンクを通貨として、ヨーロッパを冒険するアドベンチャーイベント。世界50カ国以上から集まった大学生165チームが参加し、日本からは3チームが出場しました。今回は、その中の1チームである慶應義塾大学のチーム『TOKYO WINGS』のメンバーの青木大和さんに、このイベントで学んだことや興味深かったことなどを伺いました。(PHOTO:Armin Walcher / Red Bull Content Pool)
■かけがえのない旅になった今回のチャレンジ
――イベントを終えての率直な感想をお願いします。
青木さん 無事ゴールすることができてホッとしております。8日間を通して本当に多くの方に支えられ、力になっていただきました。感謝の気持ちを伝えるために、お世話になった方々をまた訪れに行きたいと思っております。
――出発前に思い描いていたものと比べてどうでしたか?
青木さん 思い描いていたものと大きな違いはありませんでした。ただ、想像以上に温かい方々に出会うことができ、かけがえのない旅となりました。
――今回の冒険の道程を簡単に教えてください。
道程は以下のようになります。
●Day0 エディンバラ着、現地で合流→レッドブルTVの取材→ウェルカムパーティー→ホステル泊
●Day1 エディンバラ発→鉄道駅、空港で大苦戦→ヒッチハイクで南へ→スコットランドの田舎で宿泊→おいしい食事に温かい布団で感激!
●Day2 朝からアクティビティ全開→バイク、カヌー、たき火、自然マックス→ヒッチハイクで南へ→ニューカッスル→某企業のCEOが鉄道チケット買ってくれる→ケンブリッジ着、宿泊
●Day3 英国流の朝ごはんを頂く→ケンブリッジで船こぎチャレンジ→ミルトンキーンズまでのバス→F1のタイヤ交換チャレンジ→ヒッチハイクで南へ→リーバリー着、テント泊
●Day4 カヤックチャレンジ→ヒッチハイク→鉄道でロンドンへ→鉄道でドーバーへ向かう→ドーバーで泳ぐ→フェリーで海峡越え→カレー着、交渉の末ホテルロビー泊
●Day5 カレーからヒッチハイク挑戦→難航を極める→鉄道でブルージュへ→レッドブルTVの取材→ブルージュの街並み散策→出会った山田さんと中華料理→山田さんにホテルに宿泊させてもらう
●Day6 ブルージュから鉄道に乗る→ロッテルダムへ移動→自転車チャレンジ→駅でチケット交渉→アムステルダム着、宿探し→日本食レストランを発見→お願いの末レストランに泊まる→おすしをごちそうになる
●Day7 アムステルダムでチャレンジ→街でバンジーなどアドベンチャーに挑戦→街を散策→お土産を交換交渉→おすしを頂く→バスでパリへ向かう、バス内泊
●Day8 朝一でパリ着→地下鉄でエッフェル塔へ→エッフェル塔前で動画の撮影→ゴール →レッドブルTVの収録→ホテルで晩ごはん→アフターパーティー →ホテル泊
以上のような旅を送りました。
■旅の全ての出来事が宝物!
――苦戦、難航といった言葉が出ましたが、旅は理想どおりに進みましたか? それとも予想以上に困難でしたか?
青木さん 理想どおりではなかったものの、さまざまな偶発的かつ普段はないような貴重な出会いにより助けられました。困難さは一切なく、楽しかったと思います。
――今回の冒険において、「これが一番大変だった……」と思ったのはどんなことでしたか?
青木さん ドーバー海峡を渡った先にある、フランス北部の港町カレーでの時間が最大のピンチでした。というのも、カレーにはアフリカや中東諸国から移民たちが殺到し、非常に大きな問題になっていたのです。治安も良いとは言い難いため、テント泊は危険だと判断し、大雨が降る中で街を歩き、住民やホテルのフロントに声を掛け続けること3時間以上、やっとのことで寝床が見つかりました。
――かなり難しい事態に直面したのですね……。
青木さん かなりしんどかったです。そして、朝起きてすぐにヒッチハイクを始めたのですが、こちらも難しい状況でした。途中、銃を構えた警察に難民だと間違えられたり、車の運転手に暴言を吐かれたり中指を突き立てられたり……。車は止まらず体力ばかりが奪われ、気付くと6時間近くが経過していました。カレーでの宿探し・ヒッチハイクは今回の旅での最大のピンチでした。
――反対に、今回の冒険において、最も印象的だったこと、また感動したことは何ですか?
青木さん 旅を通して全ての瞬間が印象的であり、感動し、素晴らしい体験でした。旅の行程でも述べたように、初日に早速エディンバラから離れることができず苦労したのですが、その中で助けてもらい、宿泊させていただいた経験は何よりの救いとなりました。次の日のヒッチハイクでも、最後の最後にケンブリッジまでのチケットを買ってもらったことなど、道中の全てのエピソードが宝物です。
――この冒険でどんなことを学び、そして得ましたか?
青木さん 多くの人に支えられ、多くの方にたくさんの力添えを頂いた旅でありました。人はお金だけではない、気持ち、心、愛情などそういうもので生かされているのかもしれないと感じました。
――旅を終えて、あらためて『Red Bull Can You Make It?』の魅力は何だと思いますか?
青木さん 人間が生きていく上での哲学を得られることだと思います。
――同じ大学生の皆さんに、『Red Bull Can You Make It?』の参加を勧めたいですか?
青木さん ぜひ勧めたいです。むしろ僕らがまた来年も参加したいと思っています(笑)。
――期待しています! ありがとうございました!
現在、公式ページでは『TOKYO WINGS』の軌跡が公開されています。このイベントを知り「自分たちも参加したい!」という学生の皆さんは、『TOKYO WINGS』の旅の模様を見て、シミュレーションしてみるのもいいかもしれませんね。

(PHOTO:Armin Walcher / Red Bull Content Pool)
『TOKYO WINGS』の紹介ページ⇒https://www.redbullcanyoumakeit.com/ja/teams/542/
『Red Bull Can You Make It?』のHP⇒https://www.redbullcanyoumakeit.com/ja/
(中田ボンベ@dcp)