脚本も演出も配役も全部ダメ?フジ『OUR HOUSE』の危機的状況 (2/2ページ)
現在、『OUR HOUSE』の全話平均視聴率は4.6%(第1話が4.8%、第2話が5.0%)。ドラマ『HEAT』(フジテレビ系)の全話平均視聴率、4.12%にはまだ及ばないものの、第3話までの数字で比べれば、『HEAT』の4.9%を下回るペースだ。ここから3%台に下降すれば、『HEAT』超えがいよいよ現実味を帯びてくる。
そんな事情を知ってか知らずか、一部視聴者からは「(前話より)さらにつまらない」「見てるこっちが恥ずかしくなる」と批判の嵐。各演者に対しても批判が少なくなく、「とりあえず話題の役者使えばいいというだけの発想」などと見透かされている。
チュートリアルの徳井義実(41)も、4月30日放送のラジオ番組『キョートリアル!コンニチ的チュートリアル』内で、伴桜子役の芦田愛菜(11)のセリフに違和感を覚えて「そこまで言う意味が分からへん」と言及。リスナーに疑問を投げかけた。
「徳井さんの指摘はごもっともで、芦田さん演じる女子中学生には、『瞬殺で蹴散らす』『潰す』『駆除する』『最悪、自殺』などとキャラ設定の度を過ぎたセリフが目立ちます。世間に問題視されなければ良いですが」(前出・関係者)
5月8日放送の第4話では、アリスと敵対する桜子が、アリスが作成した伴家の写真を発見。桜子は、アリスと距離を縮める家族を裏切り者呼ばわりし、再びアリスとバトルを繰り広げる。はたして3%台に降下しないだけの内容を披露できるのだろうか……?
- 文・海保真一(かいほ・しんいち)
- ※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。