そのしつけ法が「兄弟コンプレックス」を引き起こす原因だった!NG兄弟育児って?
今は亡き名優・松田優作の遺児、松田龍平さん、松田翔太さん、Yukiさんはそれぞれが個性を活かして活躍されていますよね。家族全員が同じプロダクションということからも、兄弟の仲の良さを伺わせる良い例と言えるかもしれません。
ですが、兄弟間での嫉妬はよくある話です。芸能界などでは、兄弟の一人だけ活躍しているものの、他の兄弟は鳴かず飛ばずという例があるのも事実です。
では、母である松田美由紀さんはどのような子育てをされていたのでしょうか? きょうだい全員が幸せに生きるために、親が出来ることはあるのでしょうか。
今回は子育てアドバイザーであり、四児の母である筆者が、松田三兄妹の子育てをヒントに、“兄弟コンプレックスとは無縁な育て方”をお伝えします。
■兄弟コンプレックスが産まれる3つの原因
(1)比較した褒め言葉
「あの子よりずっと出来てるね、すごいね!」など、他の子や兄弟と比較して褒めていませんか?
他を落として褒めるのは、簡単なのでつい口にしがちですが、不必要な競争心や、自分自身への不満をかきたて、関係を悪くする結果へ直結する行為です。
(2)けんかのときに下の子の味方をしがち
ついか弱い下の子をかばって、上の子を責めてしまうことを、多くの親がやってしまいがちです。ですが下の子は、いつもやられてばかりではありません。
いつの間にか上の子の言い分をないがしろにして、ママへの不信感と下の子への敵意を育ててしまいます。
(3)ダメだしが多い
下の子は上の子にとっては取るに足らない簡単なことでも褒められているのに、上の子はちょっとしたことでもダメだしの嵐なんてことはありませんか? 上の子への期待と愛が為せる技ではありますが、まだそれを理解するには幼すぎます。
■それぞれの個性を伸ばす、兄弟コンプレックスのないしつけ法って?
(1)承認の言葉かけ
「○○くんは、本当にこのキャラクターが好きなんだね」「○○くん、つかれたでしょ?おやつあるよ」「この間は描けなかったのに、今日は画用紙いっぱいに描けたんだねえ」
そんな風な承認の言葉は、褒め言葉に勝ります。なぜならこれらの言葉は「今のままの君でいいんだよ」という温かいメッセージで溢れているからです。どの子にも探せば色んな言葉をかけられるはず。ぜひ承認のシャワーを注いでくださいね。
(2)上の子を優先する
実は下の子は、上の子を優先する様子に安心するものです。松田家の兄妹は、デビューの時期がきれいに年功序列です。意識してのことかは分かりませんが、年上を敬う世の中のルールを知るということは、その子自身が世の中をうまく渡るスキルを身につけることと同義です。
下の子が泣いているときは、まずは上の子に聞いてみてください。「泣いてるね、抱っこしてもいいかなあ」と。いつも聞いているうちに、「ママは自分を優先してくれる」という信頼関係が生まれ、「ママ、先に抱っこしてあげて」という優しい言葉が出てくるようになります。
(3)子どもを信じる
下の子をいじめたり、ぞんざいに扱う様をみたら、こんな風に考えてください。「この子は今、こういう状況なんだ。でも、ちゃんと愛が満たされたら、本当はとっても優しい子なんだ」と。
そして夜寝る前に、その日どんなに怒られることをしたとしても、「○○ちゃんは、本当はとっても優しい子。ママはあなたが大好きなんだよ」と言葉をかけてあげてください。
「オマエは悪い子だ」と言われた子は、必ず悪い子になります。でも親から「本当はあなたは優しい子なんだよ」と信じられた子は、自分で親の信じる方を志向するものです。
いかがでしたか。
きょうだい間で軋轢が生まれないように工夫して、大人になっても仲の良いきょうだい関係をプレゼント出来るといいですね。
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※ Jeka / Shutterstock
【著者略歴】
※ mica・・・夫・姑・4人の子と共にシンガポール在住の子育てアドバイザー。暮らしニスタ、コラムラテ、阪急電鉄ブログでもコラムを執筆中。著者ブログにて、記事の裏話を更新しています!執筆依頼はブログよりどうぞ。