【ある事件が語る】親の思い込み育児が「子どもをしんどくする」4つの例 (2/2ページ)
いっぽう、歌舞伎役者、家元などの古典芸能一家に生まれた子、生まれる前から将来が決められている家庭があります。
二世三世として華々しく活躍している人がメディアでスポットライトを浴びる一方、日が当たらず才能が開花されず苦しんでいる人たちもいるはずです。
名家に生まれると華やかな生活がある一方で、それはそれでしんどいこともあると思います。
■こんな期待は「子どもをしんどくする」4つの例
子どもと親は違う人間、子どもは自分のしたい道を選ぶ権利があります。次のような期待をすると子どもは苦しいかもしれません。
(1)私はアイドルになりたかった。だから娘に夢を託してステージママに徹して頑張っている。
(2)俺は野球選手になりたかった。でも夢は叶わなかった。息子には野球選手になってメジャーになってほしい。
(3)低学歴で就職先にも恵まれず、安月給で働く旦那の姿を見ている。だから子どもには苦労はさせたくない。高い学歴を付けてやりたい。
(4)結婚、出産を機に仕事を辞めてしまった。何の取り柄もないありふれた主婦の私。娘には自分のようになってほしくない。手に職つけてバリバリ仕事をしてほしい。
このように、親の思いを優先させるのではなく、まずは子ども自身の希望や適性を伸ばすことから始めましょう。
そしてその個性をもとに、どんな将来像が描けるか、親子で一緒に探してみるとよいかもしれません。親はあくまで見守るという立場で子どもの生きる人生をサポートしましょう。
いかがしたか。
子どもには自分の行きたい道を歩み人生を切り開く権利があります。子どもは心で叫んでいるかもしれません。「私はあなたの夢を叶えるためにこの世に生まれてきたのではありません」と。
世に起こる様々な事件の背景を知ることも時には大切なことだと感じています。
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【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』