イチロー 筆頭株主だった任天堂が古巣・マリナーズの株売却で「メジャー監督就任計画」が消えた! (2/2ページ)

アサ芸プラス

「イチローにメジャーでプレーする力がなくなってきた場合、『50歳まで現役』を訴えるイチローの考えに沿う形で、マリナーズ傘下のマイナーチームで50歳までプレーイングマネージャーとして監督業経験を積ませ、その後、日本人初のメジャーリーグ監督に“昇格”させるというものです」

 実はオリックスが昨年オフ、イチローに兼任監督就任を打診した際、イチローは即座に断っている。宮内義彦オーナーに語ったとされるイチローの言葉は「監督に興味がない」というもの。だが正確には「日本のプロ野球の」監督に興味がないということなのだ。

 メジャーの監督は、ほとんどが監督として実績のある人、監督として複数球団を渡り歩いた人、マイナー傘下の監督あるいはコーチとして指導者経験を積んできた人が抜擢されるケースが多い。日本とは違い、あまり現役時代の実績は重要視されず、現役時代の言動を見ながら、指導者の資質のある人をGMが見極め、採用している。出身母体などの人脈も重要で、任天堂という後ろ盾を失ったイチローに、メジャー監督への道が開かれる可能性はきわめて低くなった。

「メジャー関係者の間では『イチローもメジャー監督への道を示されれば受けるでしょう』と言われていたんですが‥‥」(スポーツライター)

 現在、マリナーズでプレーする岩隈久志(35)、青木宣親(34)も、契約が切れた時点でチームを去ることが濃厚のようで、任天堂のマリナーズからの撤退は、今後も含めてメジャーでプレーする日本人選手に多大な影響を与えそうだ。

「イチロー 筆頭株主だった任天堂が古巣・マリナーズの株売却で「メジャー監督就任計画」が消えた!」のページです。デイリーニュースオンラインは、山内溥マリナーズ週刊アサヒ芸能 2016年 5/19号イチローメジャーエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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